ミズクラゲのポリプの出芽【訂正】 | クラゲとふわふわ2

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2019/04/15【訂正】
 タイトルを「ミズクラゲのポリプの縦分裂」から「ミズクラゲのポリプの出芽【訂正】」に変えました、理由は、Aether-io様から、エフィラをモチーフにした作品を作ったので、説明にこの記事のリンクを貼りたいとの事から始まり、北里大学の三宅先生に伺ったところ、縦分裂の言葉は誤解を生みやすいので、出芽とした方が良いとご教示頂きましたので、本日、訂正を致しました、ご指導感謝致します。

 前回ストロビレーションさせたのは、触手が9本の若いポリプだったので、触手が20本以上のポリプに成長させてから、再度ストロビレーションさせようと思い飼育を続けていた。

【写真】ameba
1



 しかし、エフィラが全て遊離してから約2週間後、遊離時の触手8本から4本増えて、12本の段階で縦分裂をして、2つのポリプを作っていた、2枚の画像を合成し位置関係を示します。
【写真】ameba
2


 A、B共15本の触手が生えていた、プラヌラからポリプに変態した直後の触手は4本だが、縦分裂した時の初期ポリプには触手が既に15本生えていた、この段階で、既に再生したポリプより触手の数が多い。
【写真】ameba
3

 A
【写真】ameba
4

 B

 実は、これらの個体とは別に、同時期に移植して比較的綺麗に移植出来た、もっと触手の多い個体の縦分裂を追跡していた。

 ミズクラゲの標準的なポリプは単立し、2方向に走根を伸ばし、どちら側かに引き寄せられながら移動する、縦分裂は、その伸びた走根の途中からポリプとして分裂し、元のポリプとの走根が切れて単立すると思っていた、しかし、ミズクラゲのポリプは珍しくないので、記録を取っていなかった。

 移植したポリプの中で比較的大きく、まだ着定していない個体を、撮影用の容器に移して経過を見る事にした、触手はちょうど20本だった。
【写真】ameba
5



 分裂し始めたポリプを移植したのか、それらしきものがある?
【写真】ameba
6



 先の部分の走根が伸び始めているように見える。
【写真】ameba
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 更に走根が延びているように見える
【写真】ameba
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 端部が固着したようだ。
【写真】ameba
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 何故か走根が委縮して短くなって行く。
【写真】ameba
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 別の場所から走根が伸び始める。
【写真】ameba
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 元のポリプになると思われた部分は、走根が延びないまま触手が出来始め、アルテミアを捉えている。
【写真】ameba
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 新しく伸び始めた走根(写真11)の途中が膨らんできた。
【写真】ameba
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 口盤が形成され触手が伸び始める。
【写真】ameba
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 3本目の走根が延びている。
【写真】ameba
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 走根が切れて完全に分裂した、ポリプは小さいが、触手は既に15本ある。
【写真】ameba
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3ヶ所から口盤が形成され触手が伸び始める。
【写真】ameba
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3ヶ所のポリプが分裂しようとしている。
【写真】ameba
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 これまでの解説を動画でご覧下さい。
【動画】YouTube

BGM:
Alan Walker - Spectre [NCS Release]
https://www.youtube.com/watch?v=AOeY-nDp7hI

Alan Walker - Force [NCS Release]
https://www.youtube.com/watch?v=xshEZzpS4CQ

Alan Walker - Fade [NCS Release]
https://www.youtube.com/watch?v=bM7SZ5SBzyY


翌日
【写真】ameba
18

 完全に分離して単立していた。

一週間後
【写真】ameba
18

 分裂後かなり移動しているので、最初のポリプ以外はどれがどれか良く解らない。

 想定通りの分裂も見られたが、複雑に走根を伸ばし、分裂していく様だ。




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