特養に入所している母が
好意を寄せている元菓子職人さん。
以前に書いた記事がこちら↓
最近の母が言うには、
この元菓子職人さんはご家族居らず
いつもボロボロの服を着ているとのこと。
食堂の席が向かい合わせなので、
母は気になってしょうがない。
そこで母は、毎晩母と電話をする叔母に
ねぇ、あんたの旦那の
お下がりない？
と、おねだりした。
叔母さんのご主人は
２年前の夏に亡くなっている。
軽井沢に別荘を持つほど
裕福な義理の叔父様は
ゴルフのハンディがシングル、
それに伴いほぼ新品のゴルフウェアが
たくさん残っていた。
母は、その処分に悩んでいた叔母に
だったら、菓子職人に頂戴よ！
と、毎日頂戴コールをした。
が基本、入居者同士の物品のやり取りは
固く禁じられている。
叔母から、送ってもいいかしら？
と、相談された私は
残念だけど、、と、その旨を伝えた。
なので、叔母は暫くは
のらりくらりやり過ごしてくれていた。
が、日々烈しくなる頂戴コール、
時によっては声を高め
いつ送ってくれるのよ！と
激昂する時もあったとのこと。
遂に1ヶ月で音を上げ、
ねぇ、小紋ちゃん、
罵声に耐えられないから
貴女は知らなかったことにして
送らさせてもらうわ。
ごめんね、毎晩責められてもう限界。
だから、施設の住所教えて。
ううん、叔母ちゃん
今までよくぞ耐えて頂きました。
あとはこちらで何とかします。
と、送って貰うことにした。
そして、その便が施設に届いたのが
５月３日。
この時点では、まだ特養からの
クレーム電話はなし。
実は翌日の５月４日は
妹夫婦が母に会いに来てくれるので、
私の旦那、長男長女、そして次男一家
総勢10人で、特養近くの中華料理店で
食事をすることになっていた。
妹夫婦が母を迎えに行き
中華料理店で集合。
その際、入所の際に使った大きなバッグに
20枚程、叔母が送ってくれた服を
妹が施設から持ってきた。
母曰く、和菓子職人が４枚取り、
その残りとのこと。
若い人向けだから
今日揃った男性４人で分けて。
と、ドヤ顔だ。
が、83歳で亡くなった叔父様の
ゴルフウェアやシャツ。
趣味やサイズが異なり、
結局ほぼ８割は引取り手はなかった。
それはさておき、妹には特に
職員さんからの注意はなかったとの事。
一抹の不安を残し、総勢10人の食事。
中央の席を陣取った母は上機嫌で
何かにつけ、
やっだ〜〜！❤と、奇声をあげ
大好きな次男の隣ではしゃいでいる。
そして、いつものビールお替りコール
２杯目からは気を利かせた次男が
ノンアルコールビールを頼んでくれた。
私は、一年ぶりに会った義弟の接待や
料理の受取や取分け、
更にハイテンションの母の対応に追われ
せっかくのコース料理の
写真を撮る暇もなかった 
母は上機嫌でコース一人前を完食。
食後に場所を変えたファミレスでも
パンケーキも完食。
介護職の妹に言わせると
満腹中枢が機能していないらしい。。
ファミレスで解散後、
妹夫婦が母を送ってくれた。
その際も、職員さんからは
特にクレームは無かったとのこと。
夕方、長男長女、次男一家とで
買物に行き、夕飯は我が家で
手巻き寿司パーティー❤
お孫ちゃんは、
はい、次、
巻いて欲しい人いる〜？
と、可愛い声をあげる。
は〜い！
と、皆で手を挙げると、
う〜ん、と一瞬考え、
はい、ではミキちゃんね！
お任せでいい？？
と、有無を言わせずお任せで
巻き巻き。
イクラやシラスの小鉢のスプーンを
舐めては元に戻す。
あ〜あ、戻さないで下さい。
と笑って言うと
は〜い！
と、返事は良いがその繰り返し。
皆で腹を抱えて笑って飲んで食べて、
そして食後に皆で神経衰弱やババ抜き、
とても楽しい夕飯だった。
近くの次男一家は帰宅し、
長男と長女は近くのビジホへ。
もう、彼らの実家がないので
家族が集まる連休は
長男長女には近くのホテルを取ることが
恒例化している。
ま、お金は掛かるけど
旦那と長男長女、血縁関係がないので
近くのホテルが丁度よい距離感だろう。
翌日は、長男長女と
有名なお蕎麦屋さんと
今話題になっているレトロ温泉に行き
結局、GW中は
施設からのクレームは一切なく、
穏やかに過ごせた。
が、、
このまま何事もないわけが無く、、、
１週間後に事務長さんから連絡が来た
長くなるので、またね