たまにレストランやカフェに高級ピアノが設置してある事があります。
いわゆるヤマハやカワイの国産ではなく、
スタインウェイやベーゼトルファー、ベヒシュタインといったヨーロッパの名機達
さぞかし素晴らしい音かと期待するのですが、
期待と裏腹にコンディションが悪い
拝見するとたいがい、アクションはガタつき、モタつき
音は伸びず、まとまりなく平べったい金属音
フロア内は冷暖房を極限まで使用するので
温度、湿度差による、ピアノへのダメージは計り知れず、特に過乾燥では響板ワレ等、損傷的なダメージ…
とても演奏に使えないのですが
使ってしまうのが、辛いところ
耳の肥えたお客様は苦しく、ブーイング
演奏者も辛く肩身が狭い…
最低コンサート前は必ず調律をして欲しいものの
運営上、費用は出せない…
調律してもしなくてもわからないだろう…
と、大人の事情も考えられる訳でオブジェ化してるわけです
昨日調律に伺ったピアニストから紹介された
カフェにベーゼトルファーが設置されていました
建物の外観、置き場所、雰囲気はヨーロッパ選手権
そしてピアノはウィーンの名器です
どんな状態か期待したいところですが
ピアニストからは厳しい返答が…