古いピアノカタログを整理していると
懐かしいというか、珍しいカタログが出てきました。

フランスのピアノ

RAMEAUです

フランスと言えば、プレイエル、エラールですが
以下、歴史的背景を少し


1971年当時のフランス唯一のピアノメーカー
ガヴォーエラールプレイエル社(GEP社) が
ドイツのシンメル(Schimmel piano company)により買収され、
ブランドはドイツのシンメルに移転しました

プレイエルブランドはシンメルによる経営で25年続きます

そのピアノはシンメル設計ピアノにプレイエルの名前をつけただけ
との疑惑もあり
この頃のプレイエルを私はシンメルプレイエルと呼んでいます

この買収劇によって、プレイエルブランドのピアノはドイツ資本とりました。

1972年、フランス政府は自国に伝統あるピアノ造りを
継承するピアノ産業がなくなってしまうことを嘆き、
GEP社の技術者及び資本家を迎え、
フランス製ピアノメーカーの再生を行いました

そして❣️

ラモー(Rameau)の名でフランスピアノを作り始めました
その後、およそ20年間ラモーブランドは存在し
1994年、ラモーは、社名を『PLEYEL』と改めてスタート

この頃のピアノを私は
ラモープレイエルと呼んでいます

プレイエル、現在は細々と工房として存続しています








グランドピアノはこのモデルのみ

赤いフレームが印象的です




主にアップライトを製作






当時の輸入元はタイヨームジークさん

現ベヒシュタインジャパンさんの前身です