スタインウェイのセカンドブランド
BOSTON
あくまでワタクシ個人主観的主観のボヤキです
このピアノを弾いてスタインウェイと同じDNAを感じる方はおられるのかなぁと。。。
ワタシ的にはどちらかというと…🤔
河合楽器のアメリカンなピアノ⁉️
薄味なピアノという感じです💦
ただアクションがカワイと違い、木製なので、フィーリングは好きです。
このピアノの開発はスタインウェイ社が売上低迷を打破する為に、
中流層をターゲットにした廉価モデルとして、河合楽器に製作を依頼したブランドです
当時スタインウェイを買取った石油系投資家バーミンガム兄弟の故郷である、
ボストンの名前で。
その1993年、カワイの工場に研修でいた私は、たまたま178を弾いた時、
不思議な音だなあー思いました。
音がマッタリとして、立ち上がり遅く音量が少ない
ハンマーを硬化して音量を出すとフォルテシモでワレてしまう。
こんなピアノを造りやがって‼️
と、技術課長が言っていたのが印象的です。
販売はボストンピアノカンパニー
BPCジャパン
スタインウェイのピアノであるボストンを
河合楽器、松尾楽器さん、共々もどんどん販売促進して行きます
ヤマハ系のレスナーユーザーを取り込むために
そして気になるのは納品後、ユーザー宅でのメンテナンスです。
178、高音部が不安定で狂いが半端ないです。
調律時、次高音のフレーム柱が変形し盛り上がります
どんどん音程が下がります
毎回、高音部のみ調律を何度もやり直すはめに。
まあ、色々な事がありました。
他のグランド218,193もマッタリトーンは同じです
アップライトも125,132について同じく鳴らない
音量が少ない、立ち上がりが遅いのです。
普通だなあと思うのは🤔
•グランドは163,156
•アップライトは118
やがてボストンはボストン2となり、改良されます。
少し、狂いが安定したような感じ。
そしてBPCジャパンから
スタインウェイジャパンの販売となります
そしてボストンはPEとなります。
(パフォーマンスエディションの略)
↓
ピン板を強化し、高音部のチューニングピンの弦の巻数は4周で統一
218はどこかに問題があった為、215にリニューアル。
河合楽器とスタインウェイとのやり取りで、色々進化しているようです。
PEになってから、ずいぶんと狂いにくくなりましたが、
ユーザー宅の163,156PEで、中音部アグラフ付近で、雑音が発生しています。
これは中音部アグラフからチューニングピンまでしっかりとミュートされてないのが原因で、
雑音している弦を調整(下方向へ押し曲げる)すれば修正出来ます
↓
そしてPEからPE2へさらなる改良。
弦設計が見直されたようです。
クロス関係はブラックへ(カワイと同じ)
しかしアップライトについては118以外、126,132は現在も駄目でしょう。
弾いてみましたが、鳴らないし、音量が出ないです
隣に並んでいる、カワイ同サイズで十分だと思いました。
しかしながら、スタインウェイの名前の影響からか、世界的に評価は良いようですね。
さらに、中国市場に向けて、エセックスという
第三ブランドがあります。
エセックスは中国韓国製で、日本にも輸入紹介されましたが、造りが悪く、国内のスタインウェイ販売店から不評で、みかけなくなりました。
国内はボストンだけで事足りるようですね。
とにかくボストン全モデルに共通して感じるのは
音の減衰が早く伸び上がらない
特にミドルエンドがそうだとお話しにならない
カタログでうたっているのとは真逆…