物語なら、一緒に考えられる

 

 

私はこれまで、映画やドラマを見ていて、強く心を動かされ

たことが何度もあります。

 

主人公が大きな失敗をする。


思い通りにならず、苦しむ。


どうすればよいのか分からず、悩む。

 

そんな場面を見ていると、いつの間にか自分も考えていま

す。

 

「自分だったら、どうするだろう」


「なぜ、こんなことになったのだろう」


「どうすれば、乗り越えられるのだろう」

 

そして、主人公が何かに気づき、困難を乗り越えていく姿

に、感動することがあります。

 

その姿から、自分自身も大切なことを学ぶことがあるので

す。

 

私は、ここに物語の持つ大きな力があると感じました。

 

例えば、「失敗から学ぶことは大切です」と説明されるより

も、失敗した主人公が悩み、その原因に気づき、成長してい

く姿を見た方が、心に強く残ることがあります。

 

物語なら、大切なことを伝えるだけでなく、登場人物と一緒に考え、気づき、学ぶことができるのではないか。

 

そう思うようになったのです。

 

そして、もう一つ考えました。

 

映画やドラマを見て感動しても、しばらくすると、そのとき

の気持ちや学びを忘れてしまうことがあります。

 

それでは、少しもったいないと思いました。

 

物語から学んだことを、自分の人生でも生かせるようにでき

ないだろうか。

 

そのためには、ただ物語を読むだけでなく、読者自身が考え

る機会をつくることも大切なのではないか。

 

こうして、私の中に一つの構想が生まれました。

 

人生で起こるさまざまな出来事を通して、主人公と一緒に悩

み、考え、気づき、少しずつ成長していく物語です。

 

そして、その物語を通して、読者の皆さんにも、自分自身の

人生について考えていただきたい。

 

その思いが、『ソラの旅の物語』へとつながっていきました。

 

 

●今日、考えてみたいこと

 

あなたは、映画やドラマの登場人物を見て、「自分だったらど

うするだろう」と考えたことはありませんか。

 

そして、その物語から学んだことを、実際の自分の人生に生

かした経験はありますか。

 

 

――明日へ、つづく。