本日のテーマ
【試してみる】
何でもそうですが、やったことのないことは、最初から自分にできるか、できないかは分からないものです。
だからこそ、まずは「試してみる」ことが大切です。
人生では、小さな「試してみる」を積み重ねることで、それまでできなかったことが、少しずつできるようになっていきます。
人から称賛されるような能力も、大きな成功も、振り返ってみれば、最初はほんの小さな「試してみる」ことがきっかけだったのではないでしょうか。
子どものころの遊びも、試しにやってみながら覚えていきました。
仕事も同じです。
まずやってみて、失敗したり、工夫したりしながら、少しずつ要領をつかんでいきます。
そもそも、最初から何でも上手にできる人などいません。
小さなチャレンジをきっかけに、何度も繰り返し、練習し、積み重ねる。
その先に、それまでできなかったことが、できるようになるのです。
本田宗一郎氏は、こんな言葉を残しています。
「人生は見たり、聞いたり、試したりの三つの知恵でまとまっているが、世の中の技術者たちは見たり聞いたりばかりで一番重要な“試したり”をほとんどしない。
ありふれたことだが失敗と成功は裏腹になっている。
みんな失敗を厭(きら)うもんだから成功のチャンスも少ない。」
なるほどと思います。
見たり、聞いたりして知ることはできます。
しかし、それだけでは、自分にできるかどうかは分かりません。
実際に試してみて初めて、
「自分にもできる」
「ここまではできる」
「もっと工夫すればできそうだ」
ということが分かってきます。
つまり、試すことは、まだ知らない自分の可能性を確かめることでもあるのです。
失敗を恐れて何もしなければ、失敗はしないかもしれません。
しかし同時に、成功する可能性にも出会えません。
だから、まだやったことのないことを、まずは小さく試してみましょう。
ほんの小さな「試してみる」がきっかけとなって、
思いもしなかった自分の力に気づき、
そこから人生の新しい道が開けることがあるかもしれません。
参考文献:『わが友 本田宗一郎』井深大 文藝春秋