本日のテーマ

期待するのではなく、期待されたい

 

 

自分に良いことが起こるように期待することは、誰にでもあるのではないでしょうか。

 

あの会社に入れば、出世できるだろう。
あの人と仕事を組めば、成功できるだろう。
あの人と一緒になれば、幸せになれるだろう。

 

私も以前は、このように他力本願で、相手や環境に期待ばかりを膨らませていたことがありました。

しかし最近は、少し考え方が変わってきました。

 

人に期待するよりも、人から期待される自分でありたい。

そう思うようになったのです。

仕事の場でも、自分の働きや貢献を十分に考えないまま、会社への期待や要求ばかりが先に立ってしまうことがあります。

 

「あの会社は、ボーナスがこれだけ出たそうだ。我が社はそれより少ない」

「同じような仕事をしているのに、他社に比べて給料が安い」

 

このような話を耳にすることがあります。

もちろん、待遇や環境を考えることも大切です。

しかし、その前に考えなければならないことがあります。

 

自分は、会社にどれだけ貢献しているのか。
自分は、周囲から必要とされる働きをしているのか。
自分は、期待される存在になっているのか。

 

ここを忘れてしまうと、不満ばかりが大きくなってしまいます。

 

米国元大統領ケネディは、就任演説で、国民の意識を奮い立たせる言葉を残しました。

「国があなたのために何をしてくれるかを問うのではなく、あなたが国のために何ができるかを問うてほしい」

 

 

この言葉は、国だけでなく、会社にも、家庭にも、人間関係にも通じるものだと思います。

 

会社が自分に何をしてくれるのか。
家庭が自分に何を与えてくれるのか。
周囲の人が自分をどう扱ってくれるのか。

そればかりを考えるのではなく、

自分は会社のために何ができるのか。
自分は家庭のために何ができるのか。
自分は周囲の人のために何ができるのか。

そう考えることが大切なのだと思います。

 

本当に国を良くしたい。
会社を良くしたい。
家庭を良くしたい。
人間関係を良くしたい。

 

そう思うのであれば、その主役は自分であるという意識が必要です。

期待する側に立つのではなく、期待される側に立つ。

その意識が、自分の行動を変えていきます。

 

人に求める前に、自分が尽くす。
人を責める前に、自分の在り方を見直す。
環境に不満を言う前に、自分にできることを考える。

その積み重ねが、やがて周囲からの信頼となり、期待となって返ってくるのではないでしょうか。

 

西郷隆盛の言葉に、次のようなものがあります。

「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くし、人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」

 

人に期待するのではなく、まず自分が誠を尽くす。

人を咎めるのではなく、自分に足りないものを見つめる。

その姿勢こそが、人から期待される自分をつくっていくのだと思います。