本日のテーマ
【芯を持つ】
人には、それぞれ個性があります。
得意なこともあれば、その人に合った役割や特技もあります。
それを磨いていくことで、やがて身を助ける技術になり、仕事として成り立つこともあります。
私は、自分にしかできないことを持つことが、
「芯を持つ」ことにつながるのではないかと思います。
勝海舟は、
「芯のない人間関係はメダカの群れだ」
と言っています。
ここでいう「芯」とは、ただ頑固になることではありません。
自分の中に、これだけは大切にしたいという軸を持つこと。
そして、何か一つのことを修行し、磨き、深め、自分の力にしていくことだと思います。
何でもいいから一つのことを究める。
その分野で自分の土台をつくる。
そのうえで社会に出て、学んだことを応用していく。
勝海舟は、そのような生き方の大切さを伝えたかったのではないでしょうか。
たしかに、自分の中に芯がなければ、人は周りに流されやすくなります。
その場の空気に合わせ、誰かの意見に引っ張られ、自分の立ち位置を見失ってしまうことがあります。
人間関係も同じです。
それぞれが自分の得意なことを持ち、役割を果たし、力を活かし合うからこそ、本当の協力が生まれます。
一人ひとりに芯があるから、集まったときに大きな力になるのです。
反対に、誰も芯を持たず、ただ周りに合わせているだけなら、それは力を合わせているのではなく、ただ群れているだけになってしまいます。
では、私たちは自分の中に芯を持っているでしょうか。
「自分は、このことに自信を持って生きている」
「この分野なら、人の役に立てる」
「この仕事で、自分は価値を生み出している」
そう胸を張って言えるものがあるなら、それは自分の芯になっていきます。
もちろん、最初から立派な芯を持っている必要はありません。
大切なのは、自分は何を磨いていくのかを決めることです。
何を学ぶのか。
何を深めるのか。
何で人の役に立つのか。
それを自問自答することが、自分の芯を見つける第一歩になるのだと思います。
芯を持つとは、自分をはっきり表現できる力を持つことです。
自分は何者なのか。
何を大切にしているのか。
何で社会に役立とうとしているのか。
それを自分の言葉で語れる人は、周りに流されにくくなります。
そして、自分の人生を自分の足で歩いていけるようになります。
勝海舟の言葉に、次のようなものがあります。
「時代の空気と無縁に生きるな」
芯を持つことは、時代に背を向けることではありません。
自分の軸を持ちながら、時代を見つめ、その中で自分の力をどう活かすかを考えることです。
自分の芯を持つ。
そして、その芯を社会の中で活かしていく。
それが、自分らしく生きる力になるのではないでしょうか。