本日のテーマ
【期待は禁物】
期待をしていると、その期待どおりにいかなかったとき、がっかりすることがあります。
「こんなに期待しなければ、ここまで落ち込むこともなかったのに……」
そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
アメリカインディアンの言葉に、
「期待のないところに喜びがある」
という言葉があります。
たとえば、川に朽ちた葉がたまり、水がよどんでいたとします。
そこで、水の流れをよくしようと思い、葉を取り除きました。
すると、その下に魚がたくさんいた。
魚を捕ろうと期待していたわけではありません。
魚がいると考えていたわけでもありません。
ただ、水の流れをよくしようとした。
その結果として、思いがけず魚がいた。
だからこそ、そこに大きな喜びが生まれたのです。
もし、最初から魚を捕ることを期待していたなら、魚がいなかったときには、がっかりしたでしょう。
たとえ魚がいたとしても、「いて当然」と思ってしまい、喜びは小さくなっていたかもしれません。
期待とは、不思議なものです。
期待が大きくなるほど、私たちは結果を自分の思いどおりにしたくなります。
そして、思いどおりにならなかったとき、失望します。
反対に、期待していなかったことがよい結果につながったとき、喜びは大きくなります。
それは、求めすぎていなかったからこそ、素直に受け取れる喜びなのだと思います。
私自身の経験から言っても、過度の期待をして、よい結果につながったことはあまりありません。
期待して思いどおりになった喜びよりも、期待せずに取り組んだことがよい結果になったときのほうが、喜びは深く、大きく感じられました。
だから私は、こう思っています。
へたな期待は禁物です。
期待しすぎると、心は結果に縛られます。
期待しすぎると、目の前にある小さな喜びに気づけなくなります。
期待しすぎると、思いどおりにならなかったことばかりに心を奪われてしまいます。
だからこそ、過度に期待するよりも、今できることを丁寧に行う。
結果を求めすぎるよりも、目の前の流れを整える。
その先に、思いがけない喜びが待っていることがあります。
期待は禁物。
なぜなら、期待を手放したところにこそ、本当の喜びが生まれることがあるからです。