本日のテーマ
【「福子」「宝子」】
先日、電車の中で知的障がい者の人を見かけました。
ぶつぶつと独り言を言っていました。
車内の周りの人々は気になるようでチラチラ見ています。
その人たちにはどのように映っていたのでしょう。
わたしが以前、編集長をしていた雑誌では、テーマの一つに“福祉”がありました。
当時、国際障害者青年日本推進協議会の大野智也氏はこのような内容を紙面の中で語って下さいました。
「地方では障がい者の方を『福子』『宝子』と呼ぶところがあります。宮城県や愛知県の一部では、障がい児が生まれると『あの家に福の神が入った』と言い、皆がうらやむそうです。三重県の一部では知的障がい児を『福の神』と言い、彼らが漁船に乗ると大漁になると伝えられているそうです。今でも障がい児の親たちは、この子のために人一倍努力するが、昔の人も同じだったのでしょう。福祉対策がない昔は、両親は必死に働いて、障がいを持つ子のために、せめて財産を残して、後を兄弟に託したのです。その結果、『一代にして倉が建った』と思い込み、いつの間にか障がい児を『福を呼ぶ子』と見るようになったのかもしれません」
わたしは、知的障がい者の皆さんと接することで、学ぶこと気づくことがたくさんありました。
また、いつの間にか自分自身が優しくなれていることに気づくのでした。
この経験からこう思うようになりました。
「人同士が接して学び合い、そして活かし合うことができれば素晴らしい」
参考文献:雑誌「マナメッセVol4」より