本日のテーマ
【小さな積み重ねが奇跡を起こす(2)
~1日1mmのチャレンジ~】
――昨日(1) のつづきより
わたしに、小さいことの積み重ねの大切さを教えてくれたのは、22才の時に起こした交通事故の大ケガでした。
事故直後は傷が深く切断を宣告されますが、その後なんとか切断は免れるも普通に歩くことができない不自由な足になると告げられました。
左足が一生涯不自由になると宣告された時、わたしは驚きませんでした。
「しかたない…」と冷静に現実を受けとめていたからです。
なぜ、そのように冷静でいられたか?
その理由は二つありました。
一つは、
「切断を免れただけでもラッキーだったと捉えたから…」
一つは、
「よし!健常者に負けない人間になると決めたから…」
そして、その次に頭に浮かんだことが“未来への目標”でした。
「今は治らないが5年先10年先は治るかもしれない!」
今振り返ると、目標を持つことで希望を捨てずにいられたのが救いになりました。
それから3ヶ月後、医師の反対を押し切り無理やり退院し、独自のリハビリをしました。
退院後、医師から告げられた通りで、しばらくしても左足は膝を曲げることができず、歩くことが困難でした。
腰も前屈(体を前に曲げる)させるのですが45度くらいしか曲がりませんでした。
そこでいろいろと考えたのですが、とにかく小さいチャレンジを続けていこうと決め、“毎日1mmの挑戦”をはじめました。
前屈を1日1mmでも下に曲がるように…
左足のアキレス腱が1日1mmでも伸びるように…
ストレッチを行いました。
1日1mmですから気が遠くなる話です。
しかし、これがバカにできない結果につながっていったのです。
ある日、前屈姿勢が1mmから1cm下に曲がるようになっていました。
「やった!成せば成る!」
努力の結果を実感した瞬間でした。
この味をしめたわたしは、懸命になり毎日励みました。
そして、5年の歳月が流れたある日、しばらくぶりに会った友人が、わたしの歩いている姿を見て驚いたのです。
「普通にあるけるようになった!」
と言ってくれたのです。
わたしはこの経験から、心にこの言葉を刻むことにしました。
「小さいことの積み重ねを続けることで、いつしか奇跡は起こすことができる!」
この気づきが、その後のわたしの人生を大きく変えて行くことになりました。
できないことを直ぐにできるようになるのは難しいです。
しかし、少しずつであれば、それは可能になります。
こんな単純なことを、わたしはこの経験するまで気づきませんでした。
今、本当に気づけて良かったと心の底から思っています。
そして今、わたしはこう決意しています。
「小さい積み重ねで人生を大きく変える!」
■イチローの言葉
「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところに行く、ただひとつの道」