本日のテーマ
【なぜハウツー本を読んでも
成功できないのか?】
ハウツー本とは、やり方や成功の仕方を解説した本です。
〇〇をすれば成功できる…
〇〇のやり方…
〇〇する方法…
こんなことがよく言われています。
「なぜハウツー本を読んでも成功できないのか?」
きっと多くの人が感じていることでしょう。
この原因には、“学ぶことを誤解しているケース”があるようです。
人によって学ぶという感覚が異なるのでしょう。
一度本を読んで“学んだ”と思う人。
これは授業を受けたとき、黒板の書いてある内容をノートに写しただけで“学んだ”と思い込んでいるのに似ています。
これで本当に学んだことになるのか?
いいえ、学びにはなっていないでしょう。
では、教えてもらったことを覚えたら学んだことになるのか?
いいえ、まだ本当の意味で学んだことにはなっていません。
わたしは、学ぶことをこのように捉えています。
「学んだことを身につけ、身につけた学びで、新たにできることを広げていくこと」
例えば、
・パソコンのエクセルを学ぶことにより、今までできなかったことや、時間がかかっていたことを速く正確にできるようになる。
・料理の仕方を学び、新たな料理ができるようになる。
・話し方を学び、話し方が上達した。
など、学ぶことによって、やれることの世界が広がります。
世界で700万部のベストセラーになった『1分間マネジャー』の著者ケン・ブランチャード氏が、「知識を実行に移す」方法を自ら探求した本があります。
それが『なぜ、ノウハウ本を実行できないのか?~「わかる」を「できる」に変える本~』(ダイヤモンド社)です。
この中でこんなことが書かれています。
「以前、単純な真実を書き表して成功を収めた作家がいた。彼の本は人々をうまく動機づけ、動かす方法を説いたものだった。彼の本を読んだ人はみな、その内容をいいと思った。本は何百万部も売れた。それでも困ったことが一つあった。それは人から『あなたの本を読んでいるし、とても気に入っています』と言われるときのことだ。彼はそれまで、真の学習とは行動をも変えるものだと教えられてきた。彼自身、学習とは知ることから行動へ至る一種の旅だと思っていた。だから、人からあなたが主張する考え方は素晴らしいと言われると、いつもこう尋ねた。『それであなたの行動はどう変わりましたか?』ほとんどの人が返答につまった。そして、ほかの考え方や本のことに話題を変えた」
なぜ尋ねられた人たちは返答につまってしまったのか?
それは、学んだつもりになっていたからでしょう。
本を読み知識をつけることは大切なことですが、知識をつけただけではまだ役にたっていません。
そんな状態で学ぼうとして更に本を読み新たな知識を入れるのですが、このときに忘れることも増えていくのです。
知らず知らずにこの繰り返しをしていて、結局は本を読んだだけの結果となってしまいます。
わたしが心がけていることは、本を読むとき、一つでもいいから自分の身につけることを“強く意識”します。
本を読みながら、肝心だと思う個所にアンダーラインを引き、ページに付箋を貼ります。
そして、アンダーラインの個所を二度読みし、覚えたことを実践に移し試してみます。
実践とは、言葉に出してみたり、人に話してみたりします。
そして、しばらく時間を置き、また反復します。
そうやって一つひとつに時間をかけ身につけるようにしてきました。
毎朝のBlogの投稿は、2009年の2月からはじめて毎日更新してきましたが、最初の目的は自分が学んだことを配信することでした。
じつは、その中に自分の反復を兼ねるという意味もありました。
この実践のお陰で本を読んだ後、時間を置き反復する習慣が身につきました。
これらの経験から言えるのですが、
「数多く学ぶことよりも、一つのことができるまでやる方が自分を成長させるために大きな効果がある」
と、わたしは気づきました。
本を読むのにも、人生の大切な時間を使うことになります。
その時間を無駄にしないためにも、一冊の本から何か一つでも身につけたいものです。