本日のテーマ
【人それぞれの損得勘定】
近所のスーパーで特売があったときのことです。
たまたまそこに居合わせたのですが、特売品を買うために並んでいた、ある60代くらいの婦人の前で、売り切れになってしまいました。
その婦人の前には、おばあさんが並んでいて、そのおばあさんの番で売り切れになってしまったのです。
わたしは、その光景を見ていて、婦人が残念がるだろうと思っていました。
すると婦人は、
「あ~良かった。おばあちゃんが買えて…」
とほほ笑んだのです。
この瞬間、わたしの心は“優しい人の想い”を感じていました。
人によって損と得に対する考え方に違いがあるようです。
何を損とするか…
何を得とするか…
ということです。
わたしは“この考え方によって生き方も変わる”と考えます。
それは、これらの判断は価値観からくるものだからです。
価値観とは、簡単に言うと、自分は何を価値(大切)にしているかとういうことです。
何が損か…
何が得か…
例えば、
電車やバスで、お年寄りに席を譲る。
ある人は、自分が先に座っていたのだから、譲るのは損であると考えるかもしれません。
ある人は、お年寄りに限らず、人に喜んでもらおうと席を譲ることが得と考えるかもしれません。
両者の価値観はまったく異なります。
そもそも両者は“得とは何か”という根本的な考え方が違うのでしょう。
席を譲らない人の得とは、
自分が楽になる…
自分が負担しない…
という自分に対する考えを得と思っているのでしょう。
しかし、席を譲る人の得とは、
良心が喜ぶこと…
人のためになること…
という相手や良心に対する考えを得と思っているのでしょう。
この両者がこれからの人生で、どちらが本当の得な人生を歩めるのか?
わたしはとても興味があります。
参考になるか分かりませんが、
昔、武士は損をとることで得るものが「名誉」だったそうです。
人の嫌がることを積極的にできる人は、ある人から見たら損な事をしているように見えるでしょう。
しかし、逆にその人を評価し、その人に好感をもつ人もいるのです。
“本当の得”を知っている人は、もしかしたら“人生の達人”なのかもしれません。