本日のテーマ
【人にやる気を起こさせる】
自分の長所や行った行為など、他人に認めてもらうと嬉しいものです。
自分を認めてくれる人と居ると居心地が良いですが、逆に自分を認めてくれていない人とは一緒に居たいとは思わないでしょう。
自分の認めてくれる人には好感をもてます。
上司などから認められたら、「よし!期待に沿えるように頑張ろう」とやる気が出たりします。
人にやる気を出させたり、活かしたりするためにはその人を認め評価することが大切です。
中国の春秋時代、呉と越の二国間の激しい長い戦いではさまざまな故事が誕生しました。
中国の故事に『越王怒蛙に式す(えつおうどあにしょくす)』があります。
人を認めることで、人はやる気を出すことが語られています。
呉王夫差(ごおうふさ)に敗れた越王勾践(えつおうこうせん)は、なんとか復讐をすることばかり考えていた。部下たちが自分の為に死んでくれるほどの忠誠を誓ってくれたら、必ず呉軍に勝てるだろうと信じていた。あるとき、馬車に乗って越王は外出した。すると、馬車の前に立ふさがって動こうとしない一匹のガマ蛙に出会う。蛙はひどく怒っているようすが、その小さな身体から感じられた。越王は馬車を降り「いや、驚かしてすまなかった」とガマ蛙に、丁寧にお辞儀をして、再び馬車に乗った。つきそっていた部下が王の奇怪な行動を不思議に思い、「なぜ、ガマ蛙に頭をさげたのでございましょうか?」と尋ねた。すると勾践(こうせん)は、得たりと「ガマ蛙は勇気をもっていたからである。わたしは勇気ある者には、ガマ蛙といえども敬意を表する」そう答えた。この話を伝え聞いた人々は「ガマ蛙でさえ、勇気があったといって、あんなにも厚く遇(もてな)された。人間がもし勇気ある振る舞いをしたら、なおさら尊敬されるのではないだろうか」と噂し合った。そして、翌年には自分の首を王に献上したいと申し出る者が十人余りもあったという。勇んで死んでくれる多くの部下を従えた越王勾践は、呉王夫差を破ったのち、さらに軍を北に進めた。淮河(わいが)を渡り、斉(さい)、普の諸侯と徐州に会し、呉にかわって天下の覇者となるのである。(『座右の銘』本の泉社より)
人は認められれば嬉しくなり、認められることで、相手に応えようとします。
人を認める評価の大切さを感じます。
人を認め評価して、周りの人を活かしたいものです。