本日のテーマ

【文句癖】

 

 

人間は、慣れてしまうことがあるものです。

他人がしてくれた親切な行為に慣れてくると、いつの間にか、「やってもらって当たり前」という錯覚になったりします。

 

やってもらうことが続くと、当たり前の感覚になってしまい、今度はやってもらわないと文句を言うようになる人もいます。

 

特にいつも身近にいる家族に対しては、当てはまることもあるのではないでしょうか。

 

日本で多くの著書が紹介されている、テーラワーダ仏教の長老アルボムッレ・スマナサーラ氏は、著書『逆境に立ち向かう』でこのように述べています。

 

 

その内容を集約すると、“文句言う癖”についてで、文句を言う発想は幸せになれないと説いています。

 

こんな例えがあります。
著者は毎朝スズメに餌を与えています。スズメたちは一日二回来て、餌をいっぱい食べて楽しそうに遊んでから帰って行きます。ある日餌を上げずに様子を見ていると、スズメたちは他の餌を探しにいくために、何のことなくすぐに帰っていきました。印象的だったのはスズメたちは特にがっかりした様子は何もなく、来たときと同じよう楽しそうに帰っていったことだそうです。著者はこのスズメたちを見て、すぐに人間の生き方が頭を横切りました。連想したのはホームレスや避難民など身寄りのない人々の面倒をみている福祉の場での光景でした。食事を配ったり、必要な治療を無料でしたり、そういう施設は外国では日常的に見られます。そういう施設でも、時には配るものがない場合があります。そうすると人々はすごく怒ったり、文句を言ったりする人がいるのだそうです。
人間は自分の期待がはずれると、怒ったりがっかりしたり、たいへん苦しむのです。スズメたちは人間より賢そうに生きているんではないか、という考えが私の頭をかすめます。(略)人はすぐに文句を言います。口に出して言わなくても、心の中で言っています。文句を言う性格がある人は暗いのです。決して心から笑うことはできません。他人と上手くつきあうこともできません。「暑い」「うるさい」「つならない」「まずい」「汚い」「狭すぎる」「大きすぎる」「間違っている」「疲れた」「寂しい」「忙しい」などなど、いくらでも文句を言います。そこに苦しみが生まれてくのです。文句を言ったから苦しくなるのではなく、その<文句が頭の中に浮かぶ性格>が人を苦しめるのです。

 

 

文句癖に気をつけたいものです。

私たちは一日のうちに、何回文句を言っているのか?

しっかりと考えたいですね。