本日のテーマ

【配慮について(2)~人同士が

生き易い世の中にするための力~】

 

 

日常の世の中を、少し気をつけて見渡してみると、人同士の配慮が不足しているなと思えることがあります。

 

 電車に乗る時に、降りる人より先に乗ろうとする人…
 音楽を大きな音量で聞く人…
 車内で携帯電話を話す人…
 スピードを出して自転車が歩道を駆け抜ける…
 
マナーやルール守れない人なのですが、言い換えれば、

「配慮する力のない人」

とも言えるでしょう。

 


人が生きていく上で、いろいろな力が必要です。
わたしなりに「生きる力」を分類してこのように考えています。

その一部に、
 学ぶ力…
 考える力…
 発想力…
 行動力…
 対応力…
 忍耐力…
 理解力…
 配慮力…
 成長する力…
などがあります。

 

その中でも、人間同士が円滑に付き合っていくためには、人とのコミュニケーションをとることや相手への気遣いは大切です。
そこで大事なのが、“周囲や人に配慮する”です。

 

配慮とは、
心をくばること。他人や他のことのために気をつかうこと。(大辞林)

 

配慮することにより、

 相手を重視している…

 大切にしている…

 思っている…

 意識している…

ことが表われるものです。
誰でも相手から、このようにされたら気持ちも良くなり心も開きやすくなるものです。

 

こんな配慮が人間関係をスムーズにしてくれるのでしょう。
わたしは江戸時代の江戸庶民の粋な配慮を参考にしています。
人を大切にするということは、生活する地域を人同士が生き易くすることだと学びました。

人同士がお互いに協力し合い生活の場の環境を整備するのです。

 

江戸時代の大都市が江戸でした。

知らない人同士が暮らす上で上手に関わり合うマナーを工夫していました。

それが『江戸しぐさ』です。


 

――江戸しぐさ――

 

■  肩引き…
人混みですれ違うとき、お互いの肩を引いて体を斜めにして通り過ぎる。

 

■  腰浮かし…
(混んでいる乗り物(船)などで)座っている人は順番に腰を浮かして拳(こぶし)一個分を詰め、一人分の席を空ける。

 

■  三脱の教え…
初対面の人には年齢、職業、地位の三つは聞かない。(先入観を防ぐため)

 

■  傘がしげ…
雨の日に往来ですれ違うとき、お互いに自分の傘を外側に傾け傘同士がぶつからないようにする。

 


いかがでしょう、街ですれ違う人にこんな配慮をしたら、お互いに気持ちが良いものです。
現代の東京では、『東京しぐさ』を実現できる日が訪れるのでしょうか……。

 

 

配慮する力を持っている人、いない人では、人生で大きな差がつくことでしょう。
配慮とは、周りや人のことを考える力です。
わたしは、どんな地域で、どんな人たちと暮らしたいか?
それは配慮する力を持つ人が集まる地域です。