本日のテーマ

【覚悟が人生を変える(1)

~仕方ないことへの覚悟~】

 

 

人生では、ある日突然不運な出来事が襲ってきます。

そのときの“心の準備”をしているか、いないかで、その後の精神状態は大きく変わります。

 

わたしは、人生で起こる可能性のあることのいくつかに覚悟をするようにしてきました。
この覚悟が人生の至るとことで味方になってくれました。

 

今回は二回に渡り「覚悟」についてのお話です。

 

【覚悟】
危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。
きたるべきつらい事態を避けられないものとして、あきらめること。観念すること。
(大辞泉)

 

すなわち起こった事態を受け入れるということになるのでしょう。

わたしの覚悟の一つに

「仕方ないことへの覚悟」

というものがあります。
仕方ない事とは

「どうすることも出来ない事」

の意味で、すでに起こってしまった事をいいます。

 

例えば、
 大事にしていた物を壊してしまった…
 事故を起こしてしまった…
 ケガを負ったり、病気に罹ったりしてしまった…
これらの事はすでに起こってしまった事であり、騒いでも何をしても“後の祭り”です。

 

思い起こせば、わたしがこの覚悟をするようになるまでに、どれだけ心を乱され振り回されてきたことか……。

 

何か不運な出来事が起きる度に、
 心は動揺する…
 不安になる…
 後悔の念にかられる…

 心配事が増える…
 機嫌が悪くなる…
このように心は乱れ動揺していました。

その結果、ストレスの原因にもなっていたのです。

 

また、わたしだけでなく、多くの人が、このことに振り回され、動揺し、心を乱され、失態をさらけ出しているところを見てきました。
人によっては影響を強く受ける人はこのことが原因で病気になったり、落ち込んで何もできなくなったりする人もいました。

 

この実態を見て、自分を反省し、じっくり考えてみました。
そして少しずつではありますが、

「自分の心の持ちようで克服することができる」

ということに気づいて行きました。

 

それが、
「仕方ないことへの覚悟」
だったのです。


 

人生ではいつ何が起こるか分かりません。

そこで何が起こっても心を乱さないために強い精神力をつけるために訓練をすることにしました。

 

その結果、今では、
何か不運な出来事が突然起こったときでも、まず冷静になり、自分に語りかけるようになりました。

 

「慌てるな!もうすでに起こってしまった事」

 

そして、
「どう考え捉えれば自分にとってベストか?」

 

それを、
 反省すると捉えるか…
 試練と捉えるか…
 新たなチャレンジと捉えるか…

このように一拍置いて冷静になり、

 どう捉え…

 考え…

 発想するか…

を心がけています。

 

昔の武士は、何があっても心を乱さないことを武士の精神とし、強い精神をとても重視していました。
心が動揺し、慌てたり、焦ったり、嘆いたりしたら、武士の名誉に傷がつき、恥をさらけ出すことになり、後世まで迷惑をかけてしまうことになります。

 

武士道には、
「武士道といふは死ぬ事と見つけたり」
この言葉がありますが、「直ぐに死ぬ」ということではなく、
死を日頃から意識して覚悟を決めた人にこそ「充実した生」があるということです。

だから武士はいつでも冷静で凛々しかったのでしょう。
覚悟を決めることで、大概のことには驚いて心を動かされなくなります。

 

人生では、心を強く持たなければ多くの心の負担を背負って行くことになるでしょう。
大切な人生だからこそ強い心を備えたいものです。

 

 

生きていれば、
 驚かされること…
 慌てること…
 焦ること…
 悲しくなること…
 怒りたくなること…
そんなとき、どれだけ心に負担をかけていることでしょう。
いずれも起きてしまった仕方ない事に対し心が動かされています。
この“心の負担の対策”をしっかり考えたいものです。

 

 

――(2)につづく