本日のテーマ

【人はなぜ学ぶのか?(1)】

 

 

本日のテーマですが、以前に講演会やメールなどで何回かこの質問を受けたことがありました。

今回は「人はなぜ学ぶのか?」について二回に渡るお話です。

 

皆さんは、子どもの頃勉強は好きでしたか?
わたしは大嫌いでした。
そこで親にこんな質問をしたことがあります。


「なぜ勉強しなければいけないの?」

 

不思議なものですね。

わたしの娘も小学校4年生のときに同じ質問をしてきました。

このときに自分の子どもの頃の記憶が蘇りました。

しっかりと説得力ある答えを言ってもらえれば少しは勉強をする気にもなります。

そんな思いがあり、わたしなりに考えました。


そしてこう思いました。
「この単純な質問に対して説得力ある答えを言いたい!」

 

実際にあったある小学生とお母さんの会話です。

次の親子の会話に、子どもの立場になって考えてみて下さい。
勉強をやる気になるでしょうか?

 

なぜ勉強しなければいけないの?
「勉強しなければ良い学校に進学できないからよ」
なぜ良い学校に行かなきゃいけないの?
「良い学校に行けなければ良い就職に就けないからよ」
なぜ良い就職に就かなければいけないの?
「良い就職に就かなければ生活が安定しないからよ」
なぜ生活が安定しなければいけないの?」
「生活が安定しなければ幸せになれないからよ」
ふうーん。

 

 

子どもはなんだか意味を理解していないようでした。
お母さんは生活の安定を幸せに考えていたのでしょう。
確かに親であれば心配するところです。

 

わたしの場合は、学歴がなくても幸せになっている人をたくさん知っていますから、なぜ勉強しなければならないかという理由は少し異なります。

 

娘が小学校のときの質問に対し確かこのようなことを答えた記憶があります。

 

なぜ勉強しなければいけないの?


「それはあなたの将来の可能性を広げるためなんだよ。

勉強するということは知らないことを知ることになる。

言い方を変えれば、出来ないことができるようになることなんだ。

例えば一輪車にはじめは乗れなかったよね。

しかし練習をすることで乗れるようになったね。

これが勉強したことになるんだ。

学校の勉強は一輪車と違うけど、これから中学や高校に進学したり、学校を卒業して社会に出ることになる。

その道のりで、何かを決めなければいけないことがいろいろと出てくる。

例えば、自分は何に向いているか、何が正しいことか、どんな仕事をしようか、どんな人と結婚しようか、そのときに自分なりに答えを出し決めなければならない。

そのときに少ない知識しか持っていなければ少ない知識の中でしか考えて選ぶことしかできない。

しかし知識を持っている人は、それとは反対にたくさんの中から考え選ぶことができるんだ。

例えば、自転車を買うとする、どんな自転車があるか、どんな自転車がいいのかを知らなければ、自分の満足する自転車は選べない。

料理でも美味しい料理の作り方を知らなければ、美味しい料理をつくって食べることができない。

だから知ることにより良いものを選ぶことや自分のものにすることができるんだ。

学校の勉強は社会に出て、どんな道にでも行けるように様々な学科が用意されている。

子どもの頃に勉強が嫌いでも、大人になって役に立つことがたくさんあるものさ。

だから勉強が必要なんだ。

すなわち良いもの選べる可能性を広げ、自分のできることを増やすこと、自分のやりことを将来できるようになるために必要なんだよ」

 


学ぶことは、知らなかったことを知ること。
学ぶことは、できなかったことができるようになること。
学ぶことは、自分を成長させ進化させること。

 

 


だから学ぶことで自分の可能性が広がるのです。

 

 

わたしの子どもの頃は勉強が大嫌いでした。

しかし、大人になって自分の夢を追い続けているときに気づきました。

学ぶ理由とは、

「自分の人生の可能性を広げるためもの」

だったことを……。

 

―― つづく