本日のテーマ

【純粋な心の力】

 

 

わたしは動物や植物がとても好きです。

好きなだけでなく、そこには生き物に対して感謝の気持ちがあります。

 

この地球上のすべての生き物には、それぞれの役目があり、その役目を果たすことにより、地球の自然が守られ育まれているからです。

また、生き物から学ぶことはあまりにも多くありました。

 

本日は、わたしが動物から学んだ一つのことをお話ししましょう。

 

 

渋谷駅でご主人の帰りを待つハチ公

 

ハチ公が死んだ1935年(昭和10年)3月8日、今から89年も前のことです。

下の写真は渋谷駅の手荷物室で撮影されたとみられます。

 

 

ハチ公はこの日、渋谷川の橋近くで冷たくなっていたところを発見され、同駅に運び込まれたそうです。ハチ公は当時11歳でした。

亡くなった飼い主を迎えに毎日足を運ぶ姿は、当時新聞でも報じられ、多くの人々の胸を打ちました。

ハチ公の死を知った飼い主の上野英三郎博士の妻は、
「慕っていた主人のそばへ行くことができて安心したような気持ちもします…」
と語ったそうです。

 

 

わたしがはじめてハチ公の存在を知った小学生の頃は、

「偉い犬がいたんだなぁ~」

と思ったことを覚えています。

今では、その偉さを少し深く理解できるようになりました。

 

忠犬の“忠”は、

「真心をこめて、よくつとめを果たすこと」

の意味があります。

ハチ公は飼い主に対し、真心を尽くしたのでしょう。

 

ハチ公の姿勢には、“純粋な心”を感じます。

飼い主である上野博士とハチ公のそれぞれに……。

 

少し芸慣れた犬ならば、駅に主人を迎えに行くことはできるかもしれません。

ハチ公の場合はただ迎えに行ったのではありません。
 雨の日も、風の日も、雪の日も……
 人間にいじめられたり、からかわれたりしても……

待っても、待っても帰らない相手を、諦めることなく、生涯待ち続けたのです。


なぜこのようなことができたのか?

それは、ただひたすら

「純粋な心でご主人を想い続けたからこそ」

かもしれません。

 

人間は果たして、一生涯想い続けることができるでしょうか。

ハチ公の場合、純粋な想いは一生涯薄れることはなかったようです。

 

ハチ公が、わたしに教えてくれたことは、

「純粋な心は決して薄れることはない、薄れさせているのは自分自身である」
ということかもしれません。

 

【純粋】とは、

邪念や私欲のないこと。気持ちに打算や掛け引きのないこと。そのことだけをいちずに行うこと。ひたむきなこと。(大辞泉)

 

 純粋に人を愛す…
 純粋に人を想う…
 純粋に夢を追い続ける…
 純粋に生きる…

 

ハチ公の生きざまは、“愛”と“愛”によって引き起こされた奇跡的な現象のように思います。
「ご主人の純粋な愛をハチ公が受け取り、ハチ公がご主人に純粋な愛で応えた…」


“純粋な心“には力を感じます。

いつまでも薄れさせないようにしたいです。