本日のテーマ

【お年寄りには理解と配慮をしたい】

 

 

エスカレーターに乗っていたときの出来事です。
わわたしの直ぐ前に80代くらいのおばあさんがいたのですが、
エスカレーターが上がりきったところでいきなり慌てる出来事が起きました。

 

 

エスカレーターを降りたら歩いて前に進むはずですが、そのおばあさんは立ちすくし、腰を伸ばす運動をはじめたのです!
すぐ後にいたわたしは慌てて身を横にかわしてぶつかるのを防ぎました。

 

また、ある狭い歩道では、人が行き交う中、お年寄りがいきなり真中に立ちすくみ、ぶつかりそうになりビックリしたことがありました。

 

なぜお年寄りはこのような行動をするのでしょう?

高齢者になると、

「自分の体がいうことをきかなくなり、自分ことだけを考えるのが精一杯になる」

と聞いたことがあります。

 

自分はまだ高齢者ではないので、高齢者の気持ちを理解しろといわれてもできないでしょう。。
しかし、日頃から感じているのは、

「もしも自分が高齢者になったらどうなるだろう?」

という問題意識を持つことが必要だと思っています。

 

自分がその立場になったとき、きっと求めることは“周囲の人たちの理解と配慮”でしょう。

自分がやりたいことを思うようにできない、また周囲に配慮ができないことが起こったとき、人から優しくしてもらいたいです。
ですから、自分も高齢者を理解し配慮することを進んで行いたいです。

 

 

「この時代にお年寄りを労わることは、未来にお年寄りを労わることを当たり前にしたい」

そんな想いを込めながら……。

 

 

わたしが読んだ本です。

多くの人に読んでいただきたいです。

 

『マンガでわかる!認知症の人が見ている世界』

理学療法士 川端智著 

聖路加国際大学臨床教授 遠藤英俊監修

(文響社)定価¥1,450+税

 

 

 

認知症の人の不可解な言動にも、理由や意味があります。

認知症の人が見ている世界がわかれば、介護者の心理的な負担が軽減し、優しくなれるのです。

 

認知症に症状は、4つの段階を経て悪化していきます。

1、 不安

「記憶が苦手になる」

「何かかがおかしい」

  ⇓

2、 不満

周囲の人に不安を理解してもらえない

  ⇓

3、 不信

周囲の人が信じられない

  ⇓

4、 不穏

介護への抵抗や暴言・暴力

 

 

わたしは、認知症は現代社会では身近なものだと考えるべきだと思っています。

それは、認知症は誰の身近でも起こり、やがて自分もなる可能性があるからです。

この本を読み、認知症の人を理解するために、まず認知症の相手を知ることの大切さが身に沁みました。

 

是非お勧めしたい本です。