本日のテーマ

【自分の人生の使命を探す】

 

 

人の人生は、人それぞれの人生観があり、自分の価値観によって生き方を考え、ものごとを判断して、そして形成されていくのでしょう。

 

以前に、ある50代の男性からこんな質問をされたことがあります。


「自分の人生の使命が分かりません。どうしたら見つけられますか?」

 

わたしは、人生の使命は簡単に分かるものではないと思います。
現に自分自身が長い間、迷いながら考え、悩んできたことでした。

今回は、ある人たちが人生の使命を見つけたキッカケのお話です。

 

 

今のわたしは、ハッキリと「自分の人生の使命を持っている」と言えます。
人生を振り返ると、自分の使命を見つけるまでの長い道のりがあり、今までの体験や経験が要因になっていました。

 

 

 

 失敗したこと…
 辛い思いをしたこと…
 嬉しかったこと…
 感動したこと…
 評価されたこと…

 

ヒントはこんなことから見つけました。
 自分が好きなこと…
 人から喜ばれること…
 自分がやってもらいたいこと…

 

このようなことが基となり、自分の使命が形成されていきました。

その内容は、こんなものがつながりながらできました。

 

「体験・経験」

   +

「自分の価値観(大切にしていること)」

   +

「何かの役に立ちたいという想い」

 

 

以前にある講演会に参加したのですが、その講演会には、自分の使命を見出した人たちがいました。

犯罪被害者やその家族の置かれた状況と地域の支援のあり方について考える講演会でした。

 

「『全国犯罪被害者の会』の幹事・会員さんがご自分の体験について講演されました。ある日突然、自分の子どもが何者かによって殺害されてしまうという悲惨な事件に巻き込まれるのです。その実態を知ったときのショック、そしてその後の戸惑う状況等、大変なご苦労があったようです。当時はまだ支援する会の存在もなく、誰に相談したらよいかすら分からず、悲しみと戸惑いの日々が続いたそうです。今この人たちは、全国犯罪被害者の会(あすの会)を設立して活動しています。ご自分の体験から自分と同じ思いをする人に少しでも役立ちたい。そしてもっと被害者やその家族を守る制度が必要であることを訴え活動をしていたのです」

 

 

人生は、自分の体験や経験を通して変わることがあります。

自分の悲しみや苦しみの体験、経験を人のために活かす人もいます。

「自分が苦しんだから、悲しんだから、同じ境遇を持つ人たちの役に立ちたい…」

なんと立派な使命でしょう。

このように自分の使命を、自らの体験、経験を活かして見つける人もいます。

 

 

人の人生の使命はそれぞれなのでしょうが、

もしかして人生の使命は自分の苦い経験にヒントがあるのかもしれません……。