本日のテーマ 

【心を強くする~

何があっても心まで病まない~】

 

 

心が強いか、弱いかでは、

人生に影響があるでしょう。

だから、わたしは心を強くするように心がけてきました。

 

世の中は様々な災難が待ち構えています。

近年ではコロナ禍や自然災害で多くの被害が出ています。

多くの人たちは希望をもてずに心の悲鳴をあげています。

しかし、状況は悪化しても心だけは影響を受けないよう強くありたいと、わたしは思っています。

 

 

私たちの「命」を支えているのは、「体」と「心」です。

本当の健康とは、この両面の健康ではないでしょうか。

しかし、体は時として病を患ったり、怪我などで傷ついたり、過労で疲れてしまい、なかなか自分でどうすることもできない場合があります。

でも、心は自分次第でコントロールできます。

体は病んでも心までは病みません。

最も病気が重くなるのは「体」と「心」の両方が病むことです。

体の苦しみと心の苦しみを別にすることが大事です。

 

わたしが大変お世話になり、尊敬している故佐々木将人(ささきまさんど)先生は、このことについて著書で教えてくれています。

 

日本の哲学者、中村天風先生の9番目の弟子であられた佐々木先生の著書『佐々木将人の悠々人生』の中で天風先生についての一文があります。

 

 

 

 

哲人・中村天風先生
明治九年生まれ。近代日本の風雲児ともいうべき波乱の人生を歩まれた天風先生は、高齢になられても矍鑠(かくしやく)とした雄姿で、剣をとって随変流の達人、古武士然とした風格を備えた方であった。

 

例え身に病があっても 心まで病ますまい
例え運命に非なるものがあっても 心まで悩ますまい
否一切の苦しみをもなお楽しみとなすの強さを 心にもたせよう
神と直接結ぶものは心である以上その結び目は断然汚すまいことうを厳(おごそ)かに自分自信に約束しよう (天風先生の言葉)

 

天風先生と出会ったのは、
親しい先輩の死に遭って「死とは何ぞや」と悩んでいた時期だった。本を読み、禅宗の門を叩き、山に籠もり、滝に打たれて荒行もしたが、答えは出ない。そこで天風先生に「死とは何ですか」と疑問をぶつけたら、「死とはみんな逝くところだから、死んでから考えても遅くはない。この世の中はみんな生きている人ばかりで、人間は死まで生きている」と喝破された。言われてみるまでは気づかなかった。まさに無明の迷いから目覚めた気分だった。

 

 

心のあり方を考えさせられました。

心は自分次第で変わるもの、自分が迷えば心もころころ変わります。

良い人生を歩むために、強い心の必要性を強く感じます。

 

■佐々木将人先生の言葉…

我を苦しめるのも我がこころ 我を救うもまた我がこころ 心あるが故に我れ尊し」