本日のテーマ
【因果応報の体験~自分がやった行為は
自分に返ってくる~】
わたしは、「因果応報の法則」を信じています。
【因果応報(いんがおうほう)】
人は善い行いをすれば善い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。
自分が人に対してやった行為は、善いことも悪いことも自分に返ってくるということです。
本日は、わたしが因果応報を実際に体験したお話です。
子どものころに母がよく言って聞かせてくれました。
「善いことも、悪いことも人に自分がしたことは全部自分に返ってくるんだよ…」
子どもの頃は、「そんなこともあるのかな…」そのくらいにしか思っていませんでした。
しかし、このことが事実だったと分かる体験をして、改めてこの教えの凄さをまざまざと知ることになりました。
もう18年ほど前のことになります。
当時中学生だった娘が、雨降りの日に傘も差さずに歩いていると、親切な40代くらいの男性が娘の濡れている姿を見かねてか、自分が差していた傘を使いなさいと渡してくれ、濡れながら走り去っていきました。
この話を娘から聞いて、その男性を想い心から感謝しました。
それから1年ほど経ったころ、わたしが家の最寄り駅から傘を差して家路に向かう途中でのことです。
バス停で傘を差さずに濡れながら立っている中学生の女の子がいました。
思わず、「あのときの恩送りのチャンスをいただけた!」と、傘を差し出し、これを使いなさいと渡し、その場を立ち去りました
それから1年ほど経ったころ、わたしは出張で大阪の道頓堀でキャリーバックを引っ張りながら目的地に向かい足早に歩いていました。
すると急に雨が降り出してきました。
傘もなく、濡れながら歩いていると、60代くらいの女性が駆け寄ってきてくれ、この傘を使って下さいと傘を差し出してくれたのです。
わたしはビックリして、
「とんでもないです。そんなことをしたらそちらが濡れてしまいます」
とお断りしたのですが、
「私の職場は直ぐそこですので大丈夫です」
と言って立ち去っていかれました。
この時、女性に感謝しながら、母から教わっていた「因果応報」のことが頭に浮かんでいました。
娘がやってもらった事…
わたしがやった事…
わたしがやってもらった事…
因果応報の法則が本当に存在することをまざまざと感じていました。
ココで素晴らしい映画を紹介しましょう。
わたしは映画が好きでよく鑑賞しますが、その中でも素晴らしいと言える作品でした。
じつは、この映画は本日のテーマ『因果応報』がストーリーになっています。
1946年の作品で古く、日本語吹き替えもないようですが、是非ご覧になっていただきたいです。
DVDを購入しましが、今ではわたしの宝物となっています。
『素晴らしき哉(かな)、人生!』
ジェームズ・スチュアートが演じる、田舎町で暮らす若者の主人公は大きな夢を持っていました。
いつか田舎町を出て世界中を旅行しながら学び、建築家になりお金持ちになるという大きな計画を実現させることを願っていました。
いよいよ旅立つ時になり、父親が急な病で倒れ他界してしまいます。
父親は小さな会社経営していました。
その会社は貧しい人々を救済するために住宅ローンを貸しつけていました。
主人公は仕方なく、自分の夢を諦めて、この会社を継ぐことになります。
会社は儲けることより利用者が困らなく生活できることを優先していたため経営は楽ではありませんでした。
年月が流れやがて借金を期日までに返済ができなくなるときがやってきます。
人のためになる仕事をしてきたのに苦労の連続で一向に成功できず彼の人生は崩壊しようとしていました。
もうこれまでと家族に保険金を遺そうと自殺を決意します。
まさにそのとき、天使が現れ、彼がこの世に生まれていなかったら、どんな悪いことが起きていたかを見せるのです。
彼が優しくした人たちが、彼が生まれていなく、出会っていないことでどれだけ不幸になっていたかが分かるのです。
まさしく自分が人に対してした優しい行為がどれほどの人に影響を与え、それがどう連鎖して多くの人たちの役に立っていたかを思い知るのです。
ラストシーンでは、自分が人に施した善の行為が自分に返ってくるという感動の場面は涙なしには見られませんでした。
わたしは自分の体験があり、この映画を観たので、因果応報の法則は存在すると確信しました。
だから、これからの人生は‟因果応報の法則”に基づいて生きたいと心より思うのです。