本日のテーマ

【感受性を養う

~感じられることを積み重ねる~】

 

 

人にはそれぞれの″感受性”があります。

 

感受性とは、

外から受ける刺激(見たもの、人との会話、起こった出来事などから感じる感情)を、受け取る力や感度のことです。

 

同じもの見ても、同じ出来事に遭遇しても、その人の感受性で感じ方は違ったものになります。

私たちは日頃の生活や仕事の中から多くのことを体験して感じていますが、人によっては何かを学んだり、参考にしたりする人もいれば、何も感じない人もいます。

 

わたしは感受性を養いたいと思っています。

そのために感受性を磨くアンテナを持つことにしました。

そのキッカケ作ってくれたのが、松下幸之助氏の教えでした。

月刊PHPの編集長などを歴任し、松下幸之助氏の薫陶(くんとう:すぐれた人格で教え育てること)を身近に受けた谷口全平(たにぐちぜんぺい)さんの体験談が掲載された記事に書かれていました。

 

「君、体験には3つあることを知っているか?」

「いえ……」

「それはな、大きな体験、中の体験、小さい体験や。しかし、体験自体には大きいも小さいもない。体験した人が、大きな感受性、感激性をもって受け止めればそれは大きな体験になる。しかし、何気なくやり過ごしていれば小さい体験にしかならない。だから、5年間を大きな感受性、感激性をもって過ごした人は、30年ぼんやり過ごした人より、体験を積んだ人と言えるかもしれないね」

 

 

感じることに敏感になると、小さいことでも気づけるようになります。

そこで、問題意識を持ち、感じられるためのアンテナを立て、感じることが敏感になれるように訓練しました。

 

例えば、「知りたい答え」に対してです。

あることの答えを探しているのですが、なかなか答えが見つからないときに、答えを探すという問題意識を強く持ちます。

すると、アンテナが立ちはじめ、答えのヒントを敏感に感じられるようになっていきました。

 

 

こんなこともありました。

「どんなあいさつの仕方が人に好感を持たれるのか?」

この問題意識を持つことにより、人からのあいさつを無意識のうちによく観察するようになりました。

すると、感受性が働き出すのです。

「この人のあいさつの仕方は素晴らしい。このやり方を取り入れて自分のものにしよう」

と、感じるのです。

 

これが松下幸之助氏の言った

「感受性をもって過ごす」

になる気がします。

 

感じられることは素晴らしいです。

感じることから、学びや気づきにつながるからです。

この感じられることの積み重ねが、10年、20年経つと、何も感じない人との差は歴然と現れてくるでしょう。

 

今、わたしが心がけていることです。

1、知りたいこと、得たいことへの問題意識を強く持つ

2、感じる力を養う

3、感じたことを体験にして学びや気づきを得る