本日のテーマ

【自分の宝物を自覚する

~本当の宝物とは何か?~】

 

 

 “宝物”とはどんなものでしょう?

 

 高価な装飾品…
 ブランド品…
 愛車…
 愛する人…


 

人それぞれの宝物があるのでしょう……。

 


大切なものは宝物として大事に扱います。

その宝物は人によって様々です。

中には、「何でそんなものが宝物なの?」と、首をかしげてしまうものもありますが、他人が何と言おうと本人にとっては宝物なのでしょう。

 

以前にある人から、こんな質問を受けたことがあります。

 

「倉部さんにとって宝物とは何ですか?」

 

わたしはこう答えました。
「失くした時に“心底から困るもの”です」

 

この“心底から困る”とは、

心の底から
 苦しみ…
 悲しみ…

に襲われるという意味です。

 

わたしの宝物は、普段ではあまり目立たないもので、いつも身近にある当たり前のものです。

 

 家族、愛する人、かけがえのない大切な人…
 自分の命…
 健康な体…
 仕事…

 

わたしの宝物は物質的なものではありません。
自身にとってこの世でかけがえのない価値あるものです。

それを失うことにより、とてつもない苦しみや悲しみに襲われるものです。
この宝物が、わたしの日々の幸せをつくってくれています。

 

だからこのゲーテの言葉が心に響くのかもしれません。

 

■ゲーテの言葉…
「王様であろうと、百姓であろうと、自己の家庭で平和をみいだす者が、いちばん幸福な人間である」


どんなに権力を持っていても、経済的に裕福であっても、本当の幸せにはなれません。

それと同じように、どんなに高価な宝物を持っていても、自己満足にしかならないものもあります。

 

わたしにとっての宝物は、
「失くした時に“心底から困るもの”です」
この発想は、自分が過去に大切ものを失って苦しんで気づきました。

 

わたしがなぜ、

「自分の宝物をしっかり自覚したかったか?」

 

その理由は、

「本当の宝物とは、自分で心底から自覚しないと、本当の意味で大切にできない」

と気づいたからです。