本日のテーマ

愛の力~本気の愛から発せられた言葉は人に大きな影響を与える~

 

 

‟愛の力の偉大さ”を感じることがあります。

 

 親子愛…
 異性愛…
 兄弟愛…
 人類愛…

 

愛の力は、人を突き動かす力があるようです……。

 


スキージャンプで、すばらしい成績を残してきている高梨沙羅さんですが、その実力は本人の能力や努力、そしてファンの応援もあり成しえたことでしょう。


 

数年前になりますが、テレビを見ていたら、沙羅さんの祖母からの手紙のことが語られていました。
わたしはこの手紙の内容を知り、この手紙の言葉が沙羅さんの大きな支えになっていたと思えました。

 

その手紙は、確かこのような内容でした。

「これからの人生は、あなたの応援のために生きます」

 

深い愛情を感じます。
一人の人が人生をかけて応援すると言っているのです。
愛がなければこんなことは言えません。
本気の愛がこの言葉となったのでしょう。

 

 

また、もう一つわたしが本気の愛を感じた言葉があります。
その言葉の主は、ロックバンドのミュージシャンから俳優に転身し、2007年に肝細胞がんにより他界した鈴木ヒロミツさんです。


 

医師から余命3ヵ月の宣告を受けた、ヒロミツさんは、当初、死ぬのが怖くて怖くてどうしようもなかったそうです。
しかし、考え方を変え、

「交通事故で突然死ぬ人もいる、僕は3ヵ月ももらえた」

と、発想を転換しました。

それからというもの、今の自分に何か出来ることはないかと考えました。
そして辿りついた答えは、愛する人達にラブレターを送ることでした。

 愛する妻へ…
 愛する息子へ…
 お世話になった堀プロの社長さんへ…
 仲間へ…

 

どの手紙も愛を感じる内容でしたが、わたしが特に愛の深さを感じたのは息子さんへの言葉でした。

書籍『余命三カ月のラブレター』鈴木ヒロミツ著 幻冬舎からの一文です。

 

「もしも、もしも奇跡的に生まれ変われることができるならば、神様が本当にいるならば、神様、どうか僕を、息子、雄大の子どもにしてください。やがて、何年か後に雄大が結婚して、子どもをもうけるならば、僕をその子にしてください。それが僕が最高に幸せになる道だと思うんです。今度は僕が、雄大の背中を洗ってあげたい。一緒にお風呂に入って、背中を流してあげたい」

 

 

親の深い愛が伝わってきます。
きっと息子の雄大さんはこの言葉を支えに生きていくことでしょう。

 


愛から生れる言葉は人を活かし、人を支える力を持っています。

わたしも、愛する人たちに、愛から生まれる言葉を言えるように準備をしたいと思っています。