本日のテーマ

【倹約とケチの違い

~倹約は人生の学びになる~】

 

 

世の中では、ケチな人を見て倹約家といい、倹約家を見てケチという人がいます。

 

倹約とケチの違いはどこにあるのでしょう?

 

倹約とは…
むだを省いて出費をできるだけ少なくすること。(大辞泉)

ケチとは…
むやみに金品を惜しむこと。(大辞泉)

 

教育評論家の石川佐智子氏の著書『世界に誇る日本の道徳力 心に響く二宮尊徳90の名言』では、倹約とケチの違いについて尊徳の言葉が紹介されています。


 

「ここに武士がいて、悪衣悪食(あくいあくしょく:質素で粗末な着物や食べ物という意味)で質素な家に住んでいる。

これが倹約か吝嗇(りんしょく:ケチという意味)か、誰にも判断がつくまい。
もしその人が、自分の禄高(ろくだか:与えられる給与)を考えてその職務のために用い、私生活の費用をはぶいて、人に推(お)し譲っているならば、それは君子の行いであって、倹譲(けんじょう)の道である。

反対にその禄を惜しんで使わず、米を虫食いにし、金を隠し、衣類を腐らせながらその職務に事欠くなら、これは小人の欲で吝嗇のためなのだ。
勤業(きんぎょう)して分を譲り、人のためにするものは倹約である。

私欲から財を惜しみ、己のためにするものは吝嗇である」

 


ケチと倹約の違いは、

「自分のため」「人のため」
「自己満足のため」「いざという時に備える」
というように惜しむ目的によって分かれるようですね。

 

いくら倹約していても、いざという時や人間関係を保つために使うお金は惜しみなく使いたいものです。

 

倹約はお金をコツコツ貯めることも必要ですが、無駄を出さないことも倹約ではないでしょうか。
 無駄を出さないこと…
 物を大切にする想いで惜しむこと…

です。

 

「無駄を出すこと」「粗末にする」ことなります。

 

今までの自分の人生を振り返えってみると、無駄にしてしまったものや無駄に使ったお金を顧みると、かなりの量や金額になることに気づかされます。

また、人生ではこのような無駄に気づくことが人生を充実させることにつながるのだと気づかされます。

 

本当の倹約とは、
贅沢のためではなく、いざという時に備えること。
無駄を出さないこと。
人生は無駄に気づき、倹約することで多くの事を学べるのではないでしょうか。