本日のテーマ
【人生の二つの学問
~二つが両立して本当の学問となる~】
「学問」といえば、一般的には、
「学校で学ぶことや本を読んで知識を得ること」
そんなイメージがあります。
「学問」を辞書で調べてみると、
「理論に基づいて体系づけられた知識と研究方法の総称」(大辞泉)
と解説されています。
学びながら知識を得えて、考え方や判断力の力をつけることになります。
昔はかつて、学問には、
「芸」と「道」
があると言われていました。
「芸」とは、
食べるために知識をつけ技術を磨くことです。
「道」とは、
修業して自分自身を鍛え、人格形成することです。

端的にいえば、
「芸」は、職業の技術…
「道」は、人間の質の向上…
ということになるでしょう。
昔は、この二つが両立して本当の学問と言われていました。
現代社会の人間を見ていると、どうも「芸」だけの学問が優先されているように思えるのです。
いかにして、
良い条件の仕事をするか…
安定するか…
儲ける仕事をするか…
これでは損得だけの仕事となってしまい、人としての心が込められない仕事になってしまいます。
だから仕事だけでなく人間を磨くことが必要なのですね。
これは、こんな事に似ています。
「文明」と「文化」
文化が置き去りになり、文明だけが先行している世の中。
【文明】
生活を豊かにするもの。特に物質的なものを指し、技術・機械の発達や社会制度の整備などによる経済的・物質的文化。
例えば、「メソポタミア文明・エジプト文明・石油文明・自動車文明」など。
【文化】
人間が作り出した全てのもの。特に精神的なもの。
例えば、「食生活・暮らし方・文字・言語・農業」などであり、特に精神的なもの。
精神的なものでは、「哲学・芸術・道徳・宗教・科学」など。
すなわち、先人が生きるためにさまざまな事を試み、努力してきた知恵で築き上げた成果です。
このことを置き去りにし、
効率…
便利さ…
快適さ…
楽しさ…
ということが優先されてきました。
文明が発達することにより、人間の生活は更に快適になって行くことでしょう。
しかしその反面、歴史や民族性、哲学などが疎かになってしまったようです。
文化と文明の両方を大切にしたいものです。
生きて行くためには仕事をして「芸」の技術を磨き、お金を得ることは必要なことですが、お金を稼ぐための技術だけでは偏りがあります。
今の時代に欠けているのは「道」である、人間の質の向上ではないでしょうか。
人生には何につけてもバランスというものが大切です。
わたしは二つの学問を目指したいです。
