本日のテーマ
【人間の魅力学(2)
~名優高倉健さんから学ぶ~】
高倉健さんから学んだことはいくつもありますが、それをまとめると4つになります。
1、 配慮
2、 謙虚
3、 信念を貫く
4、 プロ根性
どれ一つ取っても魅力を感じます。
本日は「3、信念を貫く」です。
3、信念を貫く
信念を貫くということは簡単なことではありません。
信念を貫くことは、
強い精神力…
忍耐力…
が必要で、何かを犠牲にしなければならないこともあります。
健さんはあるテレビ番組のレポーターのインタビューで、こんなことを言っていました。
難しいと思うことはありますか?
「そうですね。自分を貫くことでしょうか」
1977年『幸せの黄色いハンカチ』で健さんと共演した武田鉄也さんがこう語っていました。
当時映画は初主演で、演技は素人。「演じることの無垢(むく)さ、純真さを教えてくださった。仕事は必死になってやれ、と学んだ」。武田さんが健さんに「健さんは富士山だから立っているだけで絵になる」言ったことがある。
すると健さんは「富士山は寂しいぞ」と笑った。
「この人は、寂しい思いをいくつも抱かれたんだろうと思った」と武田さんは思ったそうです。(読売新聞記事より一部表現を変え引用)
信念を貫き通す陰には寂しい思いにも耐えてきたことが伺えます。
昨日もわたしの印象に残った健さんの言葉で、
「演技は、生き方なんだ」
に触れましたが、ただ演じるだけでなく、演じられる自分づくりをしてこられたのでしょう。
また、健さんはこんなことも言っています。
「演技から学んだことが多くある」
役柄も
男らしく…
筋道を立て…
純粋無垢…
義理と人情…
謙虚で偉ぶらない…
不器用…
人に優しい…
正義の味方…
このような人物像でした。
演じきったこれらの人柄も、ただの演技ではなく、実際にそのような人物を目指し、生きてこられたのではないでしょうか。
信念を通すということは自分が理想とした生き方を実践しながら生き抜くこと。
言葉と行動が同じ事を「知行合一(ちごうごういつ)」と言います。
知行合一とは、
知識と行為は一体であるということ。本当の知は実践を伴わなければならないということ。
これが信念を貫くということでしょう。
健さんの信念は自分が理想とする役柄を実際に自分が成るということだったのでしょう。
健さんのそんな生き方に、わたしは魅力を感じるのです。
――つづく
