本日のテーマ
【人が死んで行くときに求めるもの
~もう一度○○を見たい~】
私たちは、本当に自分が大切にしているものを知っているのでしょうか?
なぜこんなことを言うのか?
じつは、人が死んでいくときに求めるものの中に、身近に見ていたものを、もう一度見たいと願う人がいるからなのです。
人が死を迎えるときには、
どんな感情…
どんな精神状態…
になるのでしょう?
わたしは、死の淵から生還した不思議な体験をしたことがあります。
しかし、まだ本当に死んでいないので、ハッキリとはわかりませんが、自分の死を想像することは何度もしてきました。
死ぬときに
どうありたいか…
どんな死に方をしたいか…
何を考えるだろう…
すべてとの別れ…
などさまざまなことを想像し、意識し、考えてきました。
いつ死が訪れるかわかりません。
だから準備をしておきたいと思っているからです。
わたし自身が“しみじみと死ぬときに身近なことを大切にしなければならない”と思ったキッカケがありました。
それが、この本に書かれていた一文でした。
精神科医のエリザベス・キューブラー・ロス氏は1965年にシカゴ大学ビリングス病院で「死とその過程」に関するセミナーをはじめました。その内容は1969年に本として出版され世界的に有名になりました。
そのロス博士の著書『人生は廻る輪のように』(角川書店)にこんなことが書かれていました。
「死にゆく人たちが、もう一度だけ星空を見たい、もう一度しみじみ海を眺めたいというのを聞くとき、私たちはいつもハッとさせられる。海のそばに住んでいる人はたくさんいるが、しみじみ海を眺め、海を味わい尽くす人はほとんどいない。私たちは本当に人生に触れ、味わい、堪能しているのだろうか」
わたしは、考えさせられ、ふとこんな思いになりました。
「人は日頃から親しんで身近にあるものに対し本当に味わい堪能しているのか?」
きっと死んでいくときだから、見方や考え方が繊細になり、親しみ馴染んでいる物事が愛おしくなるのかもしれません。
だから、今親しんでいるものをじっくり感じ、味わいたいという意識をするようにしています。
それから、死が近づくことにより、本当に大切なもの(価値あるもの)に気づく人がいるといいます。
死が近づいたときではなく、今から気づいておきたいですね。
人はいつしか死を迎えることになります。
そのとき、自分は何を望むのでしょう。
もう一度、
○○見たい…
○○に行ってみたい…
○○をしてみたい…
○○と会いたい…
そんな思いになるのかもしれません。
生きている今、そのことを大切にしたいものです。
いつかはすべてとお別れしなければならなにのですから……。
