本日のテーマ

【人の心を動かすものとは?】

 

 

人の心は、

 何によって…

 どんなときに…

動かされるのでしょう。

 

ニーチェの言葉に、

「嵐をまき起こすものは、もっとも静かなことばである。鳩の足でくる思想が世界を左右する」

とありますが、わたしはこの考え方に共鳴します。


権力や法などの圧力で抑える思想は、それに対し納得がいかない人たちの反発が生じます。

世界では、このような政治が見受けられる国がいくつもあります。

 

リンカーンは言います。
「力は一切のものを征服する。しかしその勝利は短命である」

 

本当に人の心を動かすものとは何でしょう。
圧力ではなく、“納得”のような気がします。

 

以前に読んだ本に、ある人の姿勢が人々の心を動かしたことが書かれていました。

この本を読み、前述のニーチェの言葉が浮かんできました。

人の心に響く言動とは、
 謙虚さ…
 思いやり…
 情熱…
 真剣さ…
 実践…

その積み重ねに人の心は動かされるのではないでしょうか。

 

その本の一部をご紹介しましょう。
わたしがファンである、高倉健さんを題材にしている本です。
健さんは、映画の撮影中の出番待ちの時でも座ることをしません。
また、周囲のスタッフにも気配りを欠かしませんでした。

 

『高倉健インタヴューズ』文・構成 野地秩嘉(プレジデント社)より

 

『撮影現場と演技』の一節
「スタッフや共演の方たちが寒い思いをしているのに、自分だけ、のんびりと火にあたっているわけにはいかない」(「女性自身」吉永小百合との対談 79年12月27日号)
『単騎、千里を走る。』の現場で高倉健に接したチャン・イーモン監督は決して座らない映画俳優に驚いたという。
「スタッフのみんなは感動しました。そんなことを言う俳優は中国にはいません。それほど厳しく自分に律する俳優は中国にいない。座るのは当たり前なんです。だから私はスタッフに命令しました。だったら我々も高倉さんを見習おうじゃないかと。
結局、私たちもそれが習慣となり、私たちにとっても、とても心に残る体験となりました」
(チャン・イーモン監督のメーキングビデオのなかの発言)

 

 


人の心を動かすものをしっかり学びたいものです。
人の心を動かすことは、言葉や知識ではなく
「謙虚さ」「思いやり」「情熱」「真剣さ」「実践」
という素敵な行為の積み重ねから成り立つものだと、わたしは思うのです。