本日のテーマ

【今出来ない事は時間をかける(1)】

 

 

人生では思いがけない出来事で、今まで出来ていた事が、急に出来なくなる事態になることもあります。

 

わたしがそんな経験をしたのは、22歳の時の交通事故で大けがを負い、25歳までの約3年間仕事が出来なくなったことでした。

 

事故直後は、左足の切断を宣告されますが、奇跡的に切断が免れました。
しかし、次の宣告は左足が一生涯不自由になるということでした……。

 

つい数日前まで歩くことや走ることが当たり前に出来ていました。
事故を境に、まったく別な異次元の世界に舞い込んでしまったかのようでした。

焦りと絶望の中、自分にしっかりしろと言い聞かせながら、現実を体と心で受け止めるよう努めました。

 

慎重に冷静になることを心がけ、とにかく希望を持つことにしました。
そして自分に、こう言い聞かせました。
「どうあがいても直ぐに治すことは出来ない。ならば覚悟して時間をかけ、今できる事をやって行こう!」

 

葛藤の日々は続きながらも3ヵ月で退院することができました。

それからは不自由な左足のリハビリです。

松葉杖をつきながら病院に通い、遠赤外線の治療をしながらマッサージを受け、リハビリに勤しみました。

 

 

その後、松葉杖が取れると、今度は実践で歩く練習をしました。
バスや電車に乗ったときは座らずに、左足に重心をかけながら鍛えたりもしました。
そんなことをくり返すことにより、約3年で見た目には普通に歩けているように見えるまでになりました。
執念で治したのでしょうか、自分でも普通に歩けるまでになるとは思ってもいませんでした。

この体感が嬉しくて、歩けるようになったことを入院していた病院の担当医に報告したら、とても驚かれていました。

 

わたしはこの経験から気づきました。
「今出来ないことは、時間をかけ、やり続ければいつか出来るようになる!」

 

時間をかけやり続けることにより
 段々実力がついてくる…
 別なやり方を思いつく…
 誰かの協力を得られる…

そんなことが起こるものです。

 

今、思うことは、諦めないということですが、諦めないというより、同じ意味になりますが、「気張らずにやり続けること」という感じかもしれません。

力を抜いて……。

 

 

――つづく