本日のテーマ

【深い心遣い】

 

 

他人に何かをしてあげたり、プレゼントをしたりしたとき、
相手は、

 ○○をしてもらった…

 〇〇を頂戴した…

という気持ちになります。

 

別に恩を売るわけではないですが、相手は受け身になります。

やってもらって

 ありがたい…

 申し訳ない…

 負担をかけてしまった…

などの気遣いをするものです。

そんな気遣いを相手にさせないためには“深い心遣い”が必要になります。

 

人からある物を頂戴したとき、気づかないうちに頂いていたことがあります。

その人は、
「これ、あなたのために買ってきたの…」

と言わずに、

「素敵なものを見つけて誰かに使ってもらいたくて買ったんだけど、丁度よかった、あなたに使ってもらえたら嬉しいな…」

 

品物よりも“想いのプロセス”を伝えているので、素直に頂戴できたのかもしれません。
このように相手に意識させずにプレゼントができる人は、相手の気持ちの負担まで配慮しているのでしょう。

わたしはこのような“深い心遣い”ができる人を“素敵な人”だと思います。

 

看護教育の生みの親、フローレンス・ナイチンゲールは、患者に対して深い心遣いを実践していました。

『看護婦の訓練と病人の看護』の最後でこのように述べています。

 


 

「看護婦のなしうる最上の働き。それは患者に看護の働きをほとんど気づかせないことであり、ただ患者が要求するものが何もないと気づくにいたったときだけ、患者に看護婦の存在に気づかせることなのである」

 

 

なんと素晴らしい心遣いでしょう。
相手に気づかせない善意は、相手に配慮していないとできないことです。
これこそが“深い心遣い”です。