本日のテーマ

【人は誰もが芸術家】

 

 

わたしに芸術センスがあるかどうかは分かりませんが、芸術家の岡本太郎氏の作品が好きでした。
「芸術は爆発だ!」
力強さ、迫力、斬新な発想がとても刺激的です。

 

岡本太郎氏は芸術家のイメージが強いですが、テレビをはじめメディアを通じ精力的に発言と行動を起こしてきました。

ご自身の著書も多数ありますが、その中の『沖縄文化論』は特に素晴らしい作品です。

見る視点、考え方の深さは、鋭い追究心を感じます。


岡本氏は、芸術家や執筆家の顔では迫力ある厳しい表情を見せていましたが、一面では、とても純粋な少年のような心の持ち主でもありました。
思ったことをストレートに表現したり、言ったりすることも度々でした。

そんな岡本氏の生きざまに学ぶことがありました。
著書『美しく怒れ』では、こんな表現があり、全くその通りと共感しました。


 

本文より――

ある人が言った。
「あなたは絵描きさんでありながら、さかんに文章も書くし、いったいどっちが本職ですか」
「本職? そんなものありませんよ。バカバカしい。もしどうしても本職って言うんなら、『人間』ですね」
みんなが笑う。 
どうして笑うんだろう。
生きがいをもって猛烈に生きること。
自分のうちにある、いいようのない生命感、神秘のようなもの、それを太々とぶつけだしたい。
たとえば大きな画面、粘土の塊に挑みかかっているとき。
言葉にならなくとも、つっかえつっかえ、熱くなって喋っているとき。
自分の不得意なものにぶつかると、さらに、かつて知らなかった情熱がわきおこって、全身からファイトが噴き出す……この「身体」という制約、壁をつき破って、自分の存在を外につき出して行くと、本当に生きているという手ごたえがある。

 


一人の人間が発するパワーの迫力や、着目する視点の鋭さを感じます。
きっと、岡本氏は、
「人生では、すべてに自分を表現して生きている。その中に職業があるのだ。生きることこそが本職である」
と言っているのでしょう。

 

「人間は生きることが本職である!」
とてもよい響きですね。

 

岡本氏の言葉が、わたしに響くというのには理由があります。
じつは、わたの人生の目標は、
「仕事の成功者になるのではなく、人生の成功者になること」

です。
ココに共通する何かがあるように思えるのです。

 

人生の成功とは…
仕事の成功=人生の成功とは限りません。

仕事で成功しても不幸な人がいるからです。

人生の成功者とは、たとえ死んで生まれ変わったとしても、もう一度同じ人生を歩みたいと思える人生を送ることで、自分が納得して満足できる人生を歩むという意味です。

 

人生では仕事をしなければ食べて行けませんが、仕事が優先なのではなく、自分の人生が優先と考えています。
「何の仕事をしているか」
ということより、
「自分の人生にどう仕事を生かしているか」
という発想です。

 

一度しかないこの人生、
岡本太郎氏のように情熱を注ぎ、一瞬一瞬を爆発させながら爽快に生きたいものです。

 

岡本太郎氏の作品は、自分との葛藤、チャレンジ、進化、全力という、自分のすべてを注ぎ込み作り上げる作品です。
一つひとつの作品が自分自身であり、 “岡本太郎の人生そのものが作品”なのかもしれません。

 

もしかしたら、人間は誰もが芸術家で、人生で作品を作っているのかもしれません。
自分という作品を……。