本日のテーマ

【苦しみの後にわかる苦しみの意味】

 

 

苦しみの渦中にいるときは、気づかないことがあります。

気づく余裕などないからでしょう。

 

しかし苦しみを乗り越えた後に、得られたものに気づくことがあります。
「あの苦しみがあったからこそ…」

と思えるようになります。


わたし自身、苦しみの後に、“強さ”や“成長”を得ることができました。

 

 交通事故…
 仕事の失敗…
 スランプ…
 人間関係のトラブル…
 別れ(死別や生き別れ)…

 

もし、あの苦しみがなかったら、
 今も甘い考えのままでいた…
 自分を欠点に気づかなかった…
 物事の見る目が浅かった…

こんなことを痛感しています。

 

わたしと同じように苦しみを乗り越えて、得たものがあるという人がいます。

1982年、ドラフト3位で読売ジャイアンツに入団した吉村 禎章(よしむら さだあき)さんです。
吉村さんは、幸せの軌跡を辿ってこのように言っています。

 

憧れの読売巨人軍に入団でき、ジャイアンツのユニフォームを着られるだけでも幸せ。
初ヒット、初ホームラン、成績に関係なく、打ち、走り、打球をおうことができるだけで、幸せいっぱいでした。

 

(その後、吉村さんは、プレー中に起こしたアクシデントで、ほとんど野球生命を断ってしまうほどの負傷を右足に負ってしまいます)

 

私は野球以外は何もできない人間。もう死んでしまいたいと思うほど絶望しました。
しかしそのときを過ぎると、私は死んだ気になって、この不幸に挑戦しました。
もう一度、自分の幸せを――野球ができるようになることへの歩みを始めようと決心しました。
歩けない状態から、懸命のリハビリで歩けるようになった、そして走れるようになった、そのときの喜び、幸せの段階が一歩一歩登っていくように思えました。
そして、公式戦へのカムバックを果たしたときの歓喜を一生忘れることが出来ないでしょう。

 


ファンのみなさんが、旧友たちが拍手で迎えてくれたあの一瞬。この足で、自分はたしかにプレーをしているという実感。それはもう、入団の喜びや、初ヒット、初ホームランのときより数倍の大きな幸せでした。
幸せというものは、より大きなものになるのだということを私は知ることができたのです。

 


苦しみとは、

「幸せを大きくしてくれるもの!」

わたしも同感です。

 

吉村さんの体験談は“幸せとは何か”を考えさせられます。
まるで、幸せにも質や大きさがあるようです。
当初感じていた幸せと、苦労をした後の幸せには違いがあります。

 

その違いとは、
負傷する前の幸せとは、「喜びの幸せ」
どん底から得た幸せは、「喜びの幸せ+感謝からくる幸せ」

というようにプラスされるものがありました。

 

苦しみを乗り越えるプロセスで、掴んだ大切なものが幸せを大きくしてくれたようです。