本日のテーマ

思い通りに行く人生がよいのか?】

 

 

「人生はどうして思い通りに行かないのだろう?」

 

こんなことを誰もが思い、人生が思い通りに行くことを望んでいるのかもしれません。


わたしはある若者とこんなやり取りをしました。

 

「人生って、なぜ思い通りに行かないのですかねぇ?」


「なぜだろう?」

 

「思い通りに行けば、苦労なんかしないですむのですが…」

 

「そうだね。苦労なんかしなくてすむね。では逆にすべてのことが思い通りに行ったら、どうなるだろう?」

 

「ん……多分、何の苦しみもなく、楽しい日々が続くんじゃないですかねぇ」

 

「楽しい日々が続く…。では、その先は?」

 

「その先って?」

 

「楽しみに慣れてくると、楽しみのままであるのだろうか? 楽しみが当たり前になったら楽しみが楽しみでなくなるのではないかなぁ?」

 

「楽しみに飽きてしまうのですかねぇ…」

 

「多分、飽きてしまい、それが苦しみになるかもしれない。楽しみの反対に苦しみがあるが、この苦しみから得るものがあるように思う。苦しみがあるから成長があり、上手く行かないことがあるから工夫する、だから今までにない自分になれることができる」

 

 

「そう言われるとそんな気がします」

 

「もしかしたら、生まれたときから何の苦労もせずに一生を終えたとしたら、生きてきた意味がないように思う。それは成長しないで死んで行くようなものだから」

 

「想像すると、子どもが成長しないで大人になり、老人になり死んで行くみたいですね」

 

「思い通りにならないから価値があるのではないだろうか」

 

 

■ボスハルトの言葉…

「死のない生とは? 死がなければ、生を重んじる者はいないだろう」