本日のテーマ

人生に当たり前のことなどない

~若い頃の教えが今も役立っている~】

 

 

若い頃に教えてもらったことが今も心に残り、役立っています。

その教えがコレです。

 

「この世の中に当たり前のことなど何一つない」

 

この言葉は、わたしが20代の頃に営業をしていた時に、尊敬する上司から言われた言葉でした……。

 


人生の経験を積み重ねて来ると、この言葉の重みを感じます。
当時わたしは、営業で仕事を取ってくるのだから、内部(事務)の仕事をしている人は、営業の補佐をするのが当たり前と思っていました。
だから営業の立場で物事を考えられないと、直ぐに指摘し批判していました。

 



「俺たち営業が仕事を取ってくるから会社が成り立っている、もっと営業に協力するのが当たり前だ!」
そんな傲慢な姿勢でした。

 

そんな状況ですから営業と内部の間がギクシャクしていました。
そんな時、上司がわたしに話してくれました。


「この世の中に当たり前のことなど何一つない」

 

その時はなるほど、と分かった気がして、相手の事を思いやることの大切さを教えてくれたのだと思っていました。

 

それから時が流れ人生経験を積んで来ると、今度はこの教えの深さに気づきはじめるのです。
当たり前のことなど何もないということが、その通り!と思えることがいくつも起こってきました。

 

当たり前には二つの意味があります。

① そうあるべきこと。そうすべきこと。また、そのさま。「怒って―だ」
② 普通のこと。ありふれていること。また、そのさま。並み。ありきたり。

 

① は、常識的なことで、「怒って当たり前」などに使う場合。
② は、慣れてしまって、自分の感覚で捉えていることをいいます。

 

今回は②のことです。
「自分がこれだけのことをやったのだから、相手もそれなりのことをして当たり前」
というように相手に求めることです。

 

わたしが学んだことは、相手に求めるのではなく相手に感謝すること、そして恵まれている環境への感謝の気持ちを持つことの大切さでした。

 

人間は慣れてくると、何でも当たり前になってしまいます。
 会社から優遇されてくると、いつの間にか優遇されて当たり前…
 家族と永く暮らしていると、いつも家族が居て当たり前…
 奥さんが毎日食事を作っていると、作って当たり前…
 健康であれば、毎日健康で当たり前…

 

ココに感謝がなくなってしまっています。
最近、わたしが想うことは、
 家族がいつも居て当たり前ではない…

 健康がいつも当たり前ではない…
 仕事がいつも有って当たり前ではない…。

を意識するようになりました。

 

この世では、いつか誰もが死んで行くのです。
だから、いつまでも続くことなどありません。
当然、当たり前のことなどないということになります。

 

昔に教えてもらった上司の言葉、この年になって妙に腑に落ちるのです。
「この世の中に当たり前のことなど何一つない」と……。

 


今の当たり前は、いつか当たり前でなくなって行きます。
当たり前という感覚になった時が感謝を忘れた赤信号。
いつでも相手に思いやり持ちたいものです。
やってもらって当たり前のことなど何もないのですから……。