本日のテーマ

小さな徳を大切にしたい】

 

 

人生を良い方向に進めるには、昔から“徳を積む”ことだと言われてきました。

 

徳とは、
精神の修養によってその身に得たすぐれた品性。(大辞泉)

 

「徳」をわかりやすく言えば、
 人や世のために役立つ…
 人からありがたがられる…
 必要とされる…
 尊敬される…
という行為をすることではないでしょうか。

 

日本では古来より徳を積むことの大切さが説かれてきました。
特に関心を持ったのが「武士道の徳」でした。
武士の徳とは、「人間の品性を高める」ことでした。
本来武士階級は上位の立場にありますが、一般の庶民である農民や商人から必要とされる存在であるために必要だったのが「徳」というものでした。
だから武士は「徳」を大切にしてきました。
当時の武家の子どもたちにとって、学問は徳を積むためにするものだったようです。

 

このような話をすると「徳」は、日本特有のもののように思えますが、じつは古代ギリシャの哲学者ソクラテス(紀元前469~前399)が「徳とは何か」を問い続けました。

 

後にプラトン(紀元前427~前347)が、その教えを受け継ぎ「徳」を人間の価値の中で最上位におく思想を持ち、その教えを継いだのがアリストテレス(紀元前384~前322)だったのです。

 

プラトンが4つの基本的徳を立てました。
・「智恵」
・「勇気」
・「節約」
・「正義」


これらのことは徳を積むためには必要な事柄なのですね。

わたしは個人的に小さな徳というものを大切にしたいと思っています。
「徳を積む立派な生き方」というよりも、
 人に対して安心を与えられる…
 好感を持たれるような振る舞い…
こんなことも小さな徳だと思っています。

ですから日頃から「小さな徳」を持っている人を観察してきました。
わたしにとって小さな徳を持っている人とはこんな人です。


特に初対面では、
 安心を与えくれる人…
 また会いたいと思える人…

 

相手に対してこんな印象を与えられるのは心遣いができるからではないでしょうか。
心遣いができることが「徳の基本」だと思います。

 

小さな徳ならわたしでも少しは積めると思います。
だから小さな徳を大切にして行きたいです。

 

 

人や世の中の役に立つ立派なことも徳ですが、人への心遣いも徳に含まれると思います。
きっと日々積んだ小さな徳は、いつか人生に良い影響を与えてくれることでしょう。