本日のテーマ

【やり方とあり方(2)~仕事編~】

 

 

物事に想いを込めて取り組む姿勢が大事です。

想いを込めなければ肝心なことが抜け落ちてしまうこともあります。

 

そのひとつに「仕事」があります。

 

わたしは仕事について、

「仕事とは何か?」

について、自分なりに答えを持っています。

これは自分なりの

「仕事の哲学」

を持っているということです。

 

このことの必要性を感じたのは、今から30年前に尊敬する人から仕事の考え方について話を聞かせてもった時でした。

その話がわたしの心に響き、腑に落ちたのです。

それ以来、仕事のことを深く考えるようになり、今に至る考え方になりました。

 

それはこんな話でした。

「労働と仕事」の違いです。

 

労働とは、

自分の意志ではなく、人から言われて働くこと。

 

仕事とは、

自分の意志で自分を動かし事を進めること。

 

数年前のことですが、仕事で鹿児島県に行った時のことです。

わたしの仕事をお手伝いいただくため、ある飲食店専門誌の編集長Tさんに同行していただきました。

そこでいろいろと業界のお話を伺うことができました。

説得力ある話はとても参考になることばかりでした。

 

 繁盛する店、繁盛しない店の違い…

 大型フランチャイズチェーンはなぜ潰れることが多いか…

 従業員教育の大切さ…

 

さすが全国の繁盛店を取材していただけあって、お話はとても説得力があり、本質を突いている内容でした。

 

飲食店に関しては素人なわたしですが、T編集長の話を聞いているうちに、

 繁盛しない店…

 繁盛しても長く続かない店…

 繁盛して長く続く店…

の違いがよく理解できました。

 

それを短い言葉で表すとすれば、

「やり方」「あり方」

です。

繁盛する店と繁盛しない店の違いは根本的な発想にあるようです。

 

<繁盛しない店>

 どうしたら儲かる店ができるか (どんな条件が必要か)

 

<繁盛する店>

 どうしたらお客様に喜んでもらえる店ができるか (本当のサービスの追究)

 

 

根底にこんな考え方があるように思いました。

これは「やり方」と「あり方」の違いです。

 

やり方とは、

テクニック、設備、戦略方法。

 

あり方とは、

想い、気持、理念。

 

繁盛しない店は、

理念よりも儲けることを目的とし、やり方ばかりを追い求める発想です。

 

繁盛する店は、

理念をしっかり持っていて、それを目的とする発想です。

 

この違いは飲食店に限らずどの業界にもいえることです。

 

経営者に対し、

「あなたは何のために仕事をしているのですか?」

この質問で、

どんな「あり方」かがわかります。

 

 儲けるため…

 お客様の役に立つ…

 

お客様が求めていることは“満足”だと思います。

それを追究する姿勢が本当のサービスになるのです。

 

ある繁盛している店の従業員の言葉です。

「お客様の喜びが私のやりがいです!」

 

 

「やり方」も大切ですが、「あり方」が自分の利益のためで、「やり方」だけの商売であれば、それはサービスではなく、一方的な利用になるのかもしれません。

 

何のために仕事をしているか?

「あり方」とは、どんな想いかということです。

この想いがあるのとないのでは、薄っぺらくにもなり、重みとなることもあります。

人生では、人に対し、仕事に対し「あり方」を大切にすることが“自分の人生を良くするための技術の一つ”になるのではないでしょうか。