本日のテーマ

【自分を観察する】

 

 

誰にでも、失敗することや間違いはあるものです。
最初から分かっていれば、失敗や間違いをしなくてもすんだはずです。
しかし、自分が良かれと思い判断した事、やった事が、後になって間違いだと分かることがあります。
その時は、自分が正しいと思い込んでいたのですが……。

私たちは、このように失敗や間違う時に、
 自分が正しい…
 これで正しい…
 これしかない…
このように思い込んでいたのではないでしょうか。

自分でしっかり考えたつもりですが、何かが足りなかったかもしれません。
もしかしたら、それは、“自分を観察することだった”のかもしれません。

テーラワーダ仏教の長老のアルボムッレ・スマサナサーラ氏の著書『逆境に立ち向かう』では、お釈迦さまが、“自分を観察する”ことの大切さについてこのように諭したことが紹介されています。

お釈迦さまの一人息子であるラーフラ尊者は子どもの頃から出家していました。まだ小さかったラーフラ尊者にお釈迦さまがされた説法があります。(中部経典61アンバラッティカ・ラーフラ教誡経)。そこでは道徳判断について明確に説明されています。お釈迦さまは自分の息子にこう諭すのです。

「ラーフラ、鏡は何のためにありますか。鏡は自分の顔を見るためにあるんだよ。顔を見ておしゃれをしたり、よくないところを直したりするでしょう。そのように、あなたも何かの行為をする前にちゃんと観察して下さい。」

「ラーフラ、自分が身体で何かしたいと思った時、言葉で何かしゃべりたいと思った時、頭で何か考えたいと思った時はね、その行為を起こす前に『やりたい』と思ってしまうでしょう。その瞬間に観察しなさいよ。」

「今、私がしたがっている身体の行為、しゃべりたがっている言葉、考えようとしていることは、私の幸福につながるだろうか、他人の幸福にもつながるだろうか、と観察して下さい。」



何か行為をする時に自分を冷静に観察することの大切さを感じます。

 

何かの行為をする時は、自分を鏡に写してみる。

 



特に大事なことには、冷静に観察することを心がけたいものです。