本日のテーマ
【小さな乱れはエスカレートして
人生に影響を及ぼす】
わたしの座右の銘に二宮尊徳の「積小為大(せきしょういだい)」があります。
(意味は、大は小を積んだものである。だから小を積んで大をなすほかに方法ない)
人生では、この小さい積み重ねで、良い事も、悪い事も起こってしまうことがあります。
本日は、この小さな事からのはじまりがどれだけ人生に影響を与えているかを見つめてみることにしましょう……。
あるTV番組での実験で、路上に車を駐車させました。
最初の頃は何も変化はありませんでしたが、時間が経つにつれ車は汚れて行きます。
すると、ホコリのかぶったウインドウに落書きがされるようになりました。
どんどん落書きはエスカレートします。
今度はバックミラーが壊されてしまいます。
その後ついにフロントのウインドウが割られてしまったのです。
また、ある家の壁に落書きがされました。
その後、落書きを直ぐに消した場合と、消さなかった場合の変化も実験をしました。
結果は、直ぐに消すと落書きがされにくいが、消さなかった場合はどんどん落書きが増えて行ったのです。
これらの実験から、
キレイなものは大切にされ…
汚れているものは粗末される…
ということがいえるようです。
キレイに掃除されている所にはゴミは捨てにくく、ゴミが散乱している所にはゴミを捨てやすくなるということのようです。
小さな汚れのうちはいいのですが、汚れが積み重なると問題が起こるのです。
この現象と非常によく似た実例がありますのでご紹介しましょう。
25年間の小学校教師経験を持つ東京福祉大学准教授 小谷川元一氏は、「学級崩壊には必ず予兆がある」と話します。小谷川氏が仲間の小学校教師らから集めた実例から「学級崩壊深刻度表」を作成しました。
学級崩壊深刻度表(抜粋)
言葉遣いがわるくなる
忘れ物が目立つ
教室が乱雑になる
常にざわついている
無視や物隠しが頻発
授業時間外に口げんかなどが多発
私語や免脱行動で授業にならない
机など備品を粗末に扱う
日常的に教師に反抗
暴力やいじめが頻発し、子どもや教師が身の危険を感じる
「言葉遣いが悪くなる」からはじまり、どんどんエスカレートして行きます。
人間は、規律を正す意識をしっかり持っていないと小さい乱れからがどんどんエスカレートして行き、いずれは取り返しのつかない事を引き起こしてしまうのです。
この例からわたしが強く感じたことは、
人生においても十分同じことが考えられ、小さな乱れが生き方をも変えてしまう可能性があるということでした。
人生は、良い事も、悪い事も、小さい事の乱れからはじまることを肝に銘じたいものです。
