毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ
【体験者だから語れること】
被害にあった立場の人たちが、体験を通し、訴える講演会、イベント、授業が行われるようなってきました。
戦争…
家族を事件や事故で亡くした…
家族が自死した…
難病で子どもを亡くした…
このような体験者たちが、訴えていることは、“命の大切さ”です。
生きたかったけれど生きられない人がいた…
命を大切にしてほしい…
苦しさに負けないで…
理不尽な世の中への憤り…
本日は、「体験者だから語れること」というお話です……。
悲しみに明け暮れていた遺族たちが、あることをキッカケに、人前に出て語りはじめたのです。
高校生の息子さんが殴り殺された、お母さんは、
毎日悲しみに襲われるから、自分の胸に深く沈め忘れてしまいたかった。でも、ある時に気づいたのです。このままでは息子の死が無駄になってしまうのではないか?って。同じ事件が起きれば、また悲しみに暮れる人をつくってしまう。それを防ぐには体験した自分が世の中に伝えなければいけないことがある!そんな思いでこの活動をはじめました。
また、交通事故で中学生の娘さんを亡くした、お母さんは、
「どうか自分のこと好きでいて下さい。生きていくことがイヤになることもある。しかしそんな時、生きたくても生きられなかった人もいたことを思い出してもらいたい…」と、同年代の中学生の子どもたちに訴えかけます。
ご自分の辛い体験を乗り越え、人のために語りかける話しは、魂からの訴えに聞こえます。
まるで、亡くなったお子さんの魂が、親御さんと一緒に語っているようです。
だからでしょうか、体験者の語りは人に伝える力を感じるのです。
本日は、「体験談だから伝えられる」というお話です。