毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

【人の話を聞く】

 

 

話しの上手な人は、聞くことも上手な人だと思います。

ところが、話すことには積極的ですが、聞くことは苦手という人も多いようです。


人の話を聞くことは、知識や知恵をつけるだけでなく、人間関係をつくる上でもとても大切なことです。

 

本日は、「人の話を聞く」というお話です……。

 

 

聞くことの大切さについて、韓国東国大学新聞放送学教授のキム・ムゴン氏は、著書『NQ「人間を幸せにする思いやり」の指数』の中でこのように触れています。
 

――お釈迦様は偉大な聞き手だったそうです。――
「釈迦は説法を説き、それが人づてに世間に広まった。すると、直接話を聞こうと千里万里の道を人々がやってきた。しかし、釈迦は何も言わず静かに座っているばかりなので、黙っているほかしょうがなかった。しかし、誰も釈迦の側を離れなかった。釈迦が自分たちの話を聞いてくれたからだだった。釈迦は人の話をとにかく聞いた。良いことも悪いことも最後まで聞いた。ときには自分を慕い敬ってくれる言葉を聞き、また激しい非難の言葉も聞いた」

 

 

また、人からの非難などもありますが、反論せず、非難を聞くことにより争いを防ぐこともできるようです。

 

――仏典の中の話――
ある時、釈迦に苦情を言いに来た人がいた。その苦情の主の親戚の一人が、釈迦に影響され、出家し僧になったのである。その事を釈迦のせいにし、噴怒を抑えきれず、釈迦にあることないことを並べ立て、ののしった。しかしそれに対し釈迦は、何も言わず静かに聞いていた。大声でわめきちらした人はやがて、疲れ果て釈迦を見つめるばかりとなった。その時釈迦が口を開いた。
釈迦「あなたの家にも時折、客人が訪ねてくるでしょう」
「もちろんです」
釈迦「では、あなたの客人を、さまざまなご馳走でもてなすのでしょうね」
「もちろん、そうします」
釈迦「もしそのとき、客人がそれを受け取らなかったら、そのご馳走は誰のものになるのだろうか?」
「それは、またわたしのものになります。そうするしかないでしょうから」
釈迦「あなたはさまざまな悪態でわたしをもてなしてくれましたが、わたしは受け取りませんでした。ですから、それはあなたのものです。もし、わたしがあなたの言葉に言い返したら、それは主人と客人が仲よく飲食をともにすることと同じことになるのです。ですから、わたしはあなたの接待を遠慮しました」

 

 

相手の話に言い返えさず、聞くことの大切さがよくわかるお話です。

自分への批判や苦情はとかく腹立たしくなるものですが、冷静に聞き言い返さない心がけをしたいものです。

 

 

本日は、「話を聞くことの大切さ」というお話です。