教科:【解釈の仕方】
この歳になって「愛」について考えることがあります。
それはきっと、愛してきた人に対して、愛し方が変化してきていることを感じるからかもしれません……。
以前の愛の感覚は、
異性として…
家族として…
しかし今は、身近な人にでも
人として…
という感覚になってきました。
それというのも、一人の人として尊敬するという見方ができてきたからかもしれません。
愛には深さの段階があり、そして発達していき、愛が発達していくと愛にも変化が表れてくるようです。
米国の心理学者ハリー・フレデリック・ハーロウは愛の段階についてこのような考えを持っています。
(段階的に下から上へと発達していく)
人類愛
↑
同じ民族への愛
↑
子どもへの愛
↑
異性愛
↑
友人への愛
↑
兄弟・家族への愛
↑
父への愛
↑
母への愛
こうして「愛は一つの情動が育ってくる形」とハーロウは考えました。
はじめに母親に対する愛が芽生え、それが父親への愛から仲間同士の愛、そして異性愛、さらに親が子どもに対する愛、というように愛情がだんだんに形を変えて発達していく。
ハーロウのこの考え方からすると、愛は発達していくものです。
わたしもそう思います。
発達とは、成長や進歩を意味します。
愛は成長するものです。
わたしは「愛」というものを大所から捉えたら「どんな愛が一番質が高いのだろうか」と関心を持ちました。
ある作家は年代別に愛を5つに分けていますが、この内容もハーロウと共通するところがあり、愛というものがわかりやすく、愛というものは経験や年齢と共に発達すると変化してくることが理解できます。
本日は「質の高い愛を目指す」というお話です。
本日の「メルマガ人生学校」の授業は『愛には深さの段階がある(1)~愛は発達させるもの~』です。
この続きは、
「メルガ人生学校~幸せになるための技術~」をご覧下さい。
毎日一回の「なるほど!」の積み重ね。
お申込みは「NPO生きる意味研究所のホームページ」
■ 倉部久義の新刊のご案内 ■
いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
2016年3月2日にわたくし倉部久義の新刊電子書籍が発売されました。
ご案内させていただきますのでよろしくお願い申し上げます。
倉部久義の新刊『本当の幸せを教えてくれる本』ってどんな本?
本当の幸せを教えてくれる本 [Kindle版]
購入価格 ¥700
あなたにとって幸せとはどんなことでしょう?
わたしは幸せとは何かを知りませんでした。
こんなことを言えば、
「えっ!そんな簡単のことも知らないのか!!」
と驚く人もいるかもしれません。
わたしは過去に幸せだったことがありました。
その幸せとは、自分の願いや望みが叶ったときに訪れました。
しかし、その幸せも気がつくといつの間にか幸せとは感じなくなっていたのです。
時間が経つと幸せが薄れてゆき、やがて幸せを感じなくなってしまい、過去の幸せだった思い出になってしまったのです。
幸せとはそんなものなのでしょうか……。
わたしは幸せとは何かがわからなくなってしまったのです。
そこで「自分が納得する幸せ」を探すために、幸せのヒントになる本を読みあさる、テレビや映画を観る、セミナ―や講演会に参加する、そして取材をしてきました。
しかし、誰もが幸せとはこのようなものだと言ったのです。
幸せとは、
欲求を満たすこと…
願いが叶うこと…
わたしはこの答えに説得力を感じませんでした。
それは自分がさんざん経験したことであり、また多くの人達への取材を通して思うことがあったからです。
そのほとんどの人は欲求が満たされ、願いが叶い幸せになるのですが、幸せが長く続かないのです。
こんなことが本当の幸せなら、幸せは長く続かず、次から次に幸せを求め続けなければならなくなり、一生安泰する幸せをつかむことができないことになります。
わたしは“本当の幸せ”とはもっと違うものではないかと感じていたのです。
そこで自分が納得する答えである“本当の幸せ”を探すことにしました。
そうして答え探しの旅に出ることになったのですが、気がつくとこの旅を終えるまでに30年の歳月が流れていました。
そしてようやくその答えに辿り着くことができたのです。
本書では『わたしが見つけた本当の幸せ』をご披露いたしましょう。
先日、ある人にこの本について尋ねられました。
「どんな本ですか? 一言で表してください」
わたしはこう答えました。
「今までに類のない“斬新な幸せ観”と出会える“幸せになるための必読書”です」と……。
NPO法人生きる意味研究所
理事長 倉部久義