JSF2.0 の開発環境を GlassFish v3 Preview 版のまま放置してきましたが、気づけば v3.0.1 がリリースされていました。
今さらですが、v3 正式版を飛び越えて v3.0.1 にバージョンアップしたいと思います。
GlassFish Project - 3.0.1 Final 画面 (英語) に遷移しますので、「GlassFish 3.0.1 Open Source Edition Full Platform」からダウンロードするプラットフォームを選択します。
「Linux / Unix / Mac」と「Zip archive」の二種類のうち、お好みの方を選択してください。
(*) 前者はインストーラに X Window 環境が必要となります。
Preview 版 では「Zip archive」でインストールしたので、今回は「Linux / Unix / Mac」を試してみようと「glassfish-3.0.1-unix-ml.sh (multilingual)」をダウンロードしました。
(*) アンインストールといっても、ディレクトリごと削除するだけですが。。。
Eclipse からの使用を想定しているため、前回同様一般ユーザでインストールを行っています。
ようこそ画面
「次へ」ボタンを選択してください。
ライセンス画面
ライセンス内容を確認してください。
問題なければ「ライセンス契約の条項に同意します」を指定して「次へ」ボタンを選択してください。
GlassFish をインストールするディレクトリを指定します。
デフォルトでは「~/glassfishv3」が指定されていますので必要に応じて変更してください。
(以下、デフォルト値を指定した前提で進めます)
GlassFish サーバの「管理ポート」「HTTP ポート」「ユーザー名」「パスワード」を指定します。
デフォルトではそれぞれ「4848」「8080」「admin」「指定なし」となっています。
赤び~環境では Tomcat が 8080ポートを使用しているため、前回 同様「HTTPポート」を「8181」に変更しました。
「パスワード」も指定しようとしましたが、なぜか入力できなかったためここではデフォルトのままとしています。
この画面で「次へ」ボタン選択時に「ホスト名が見つかりません」エラーが表示される場合は
「6. 補足: ホスト名が見つかりませんエラーへの対応」
を参照してください。
更新ツールの使用有無を指定します。
デフォルトでは「更新ツールのインストール」「更新ツールを有効にする」共に OFF となっています。
赤び~環境では両方とも ON にしています。
「プロキシホスト」「プロキシポート」は必要に応じて指定してください。
GlassFish が使用する JDK を指定します。
デフォルトで有効な (普段使用している) JDK が選択されているかと思いますが、指定されていない or 別の JDK を使用する場合は別途設定を行ってください。
これまでの設定内容で問題なければ「インストール」ボタンを選択してください。
GlassFish のインストールが開始されます。
製品の登録画面
インストール完了後に表示されるユーザ登録画面です。
赤び~は Sun アカウントを持っているため登録しましたが、「登録をスキップ」できる以上必須ではないようです。(未確認ですが。。。)
概要画面
ユーザ登録も含め、インストール完了後に表示されます。
インストールステータス確認後、「終了」ボタンを選択してください。
4.1. GlassFish の起動
GlassFish の起動は startserv コマンドで行います。
コンソールにエラーが出力されなければ問題なく起動しています。
4.2. 管理画面の表示
プラウザを起動し、「http://localhost:4848」に接続してください。
管理ユーザ「デフォルト admin」のパスワードを指定していなければ、GlassFish の管理画面が表示されます。
Preview 版と異なり最初から日本語化されていました。
「更新ツール」-「インストール済みコンポーネント」を確認すると、「l10n」コンポーネントが全てインストール済みでした。(右画面)
4.3. 管理ユーザパスワードの設定
インストール時に管理ユーザのパスワードを設定できなかったため、パスワード設定を行います。
「Enterprise Server」-「管理者パスワード」から管理ユーザのパスワードを設定してください。
パスワード設定後は「http://localhost:4848」接続時にユーザとパスワードの認証が面画表示されます。
4.4. GlassFish の停止
GlassFish の停止は stopserv コマンドで行います。
7/25 追記
以下は Eclipse のサーバ設定における管理者パスワードの設定ミスが原因でした。
Preview 版との差異は、Eclipse からの GlassFish 起動時にも管理ユーザ認証が必要となったことです。
ブラウザからの接続時とは異なり、管理ユーザのパスワードなし時でも入力が必要となります。
6. 補足: ホスト名が見つかりませんエラーへの対応
GlassFish インストール時における管理の設定画面で、以下のような「ホスト名が見つかりません」エラーダイアログが表示されて、これ以上インストールを進めることができない場合があります。
このダイアログは「管理ポート」と「HTTP ポート」で2回出力されます。
原因は GlassFish をインストールするサーバ自身に対する名前解決ができていないことが多いようです。
6.1. /etc/hosts の設定確認
/etc/hosts に下記設定が存在するか確認してください。
その後、インストールが継続可能となれば、名前解決できなかったことがインストールエラーの原因です。
今さらですが、v3 正式版を飛び越えて v3.0.1 にバージョンアップしたいと思います。
1. GlassFish のダウンロード
GlassFish Community のサイトの右上にある「主要なダウンロード」から「GlassFish v3」を選択します。GlassFish Project - 3.0.1 Final 画面 (英語) に遷移しますので、「GlassFish 3.0.1 Open Source Edition Full Platform」からダウンロードするプラットフォームを選択します。
「Linux / Unix / Mac」と「Zip archive」の二種類のうち、お好みの方を選択してください。
(*) 前者はインストーラに X Window 環境が必要となります。
Preview 版 では「Zip archive」でインストールしたので、今回は「Linux / Unix / Mac」を試してみようと「glassfish-3.0.1-unix-ml.sh (multilingual)」をダウンロードしました。
2. 旧バージョンの削除
前にインストールした GlassFish v3 Preview 版をアンインストールします。(*) アンインストールといっても、ディレクトリごと削除するだけですが。。。
$ rm -rf ~/glassfishv3
3. GlassFish のインストール
3.1. インストーラの起動とライセンス確認
ダウンロードしたファイルに実行権を付与し、実行するとインストーラが起動します。Eclipse からの使用を想定しているため、前回同様一般ユーザでインストールを行っています。
$ chmod a+x glassfish-3.0.1-unix-ml.sh
$ ./glassfish-3.0.1-unix-ml.sh
$ ./glassfish-3.0.1-unix-ml.sh
ようこそ画面
![赤び~の備忘録-20100718_01_glassfish1](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/08/c2/p/t02200176_0790063210645522198.png?caw=800)
「次へ」ボタンを選択してください。
ライセンス画面
![赤び~の備忘録-20100718_02_glassfish2](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/94/84/p/t02200176_0790063210645522199.png?caw=800)
ライセンス内容を確認してください。
問題なければ「ライセンス契約の条項に同意します」を指定して「次へ」ボタンを選択してください。
3.3. インストールディレクトリの指定
インストールディレクトリ画面![赤び~の備忘録-20100718_03_glassfish3](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/39/24/p/t02200176_0790063210645522200.png?caw=800)
GlassFish をインストールするディレクトリを指定します。
デフォルトでは「~/glassfishv3」が指定されていますので必要に応じて変更してください。
(以下、デフォルト値を指定した前提で進めます)
3.4. サーバ管理パラメタの指定
管理の設定画面![赤び~の備忘録-20100718_04_glassfish4](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/37/a0/p/t02200176_0790063210645522205.png?caw=800)
GlassFish サーバの「管理ポート」「HTTP ポート」「ユーザー名」「パスワード」を指定します。
デフォルトではそれぞれ「4848」「8080」「admin」「指定なし」となっています。
赤び~環境では Tomcat が 8080ポートを使用しているため、前回 同様「HTTPポート」を「8181」に変更しました。
「パスワード」も指定しようとしましたが、なぜか入力できなかったためここではデフォルトのままとしています。
この画面で「次へ」ボタン選択時に「ホスト名が見つかりません」エラーが表示される場合は
「6. 補足: ホスト名が見つかりませんエラーへの対応」
を参照してください。
3.4. 更新ツールの設定
更新の設定画面![赤び~の備忘録-20100718_05_glassfish5](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/97/0e/p/t02200176_0790063210645522207.png?caw=800)
更新ツールの使用有無を指定します。
デフォルトでは「更新ツールのインストール」「更新ツールを有効にする」共に OFF となっています。
赤び~環境では両方とも ON にしています。
「プロキシホスト」「プロキシポート」は必要に応じて指定してください。
3.5. 更新ツールの設定
JDKの選択画面![赤び~の備忘録-20100718_06_glassfish6](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/c3/f3/p/t02200176_0790063210645523383.png?caw=800)
GlassFish が使用する JDK を指定します。
デフォルトで有効な (普段使用している) JDK が選択されているかと思いますが、指定されていない or 別の JDK を使用する場合は別途設定を行ってください。
3.6. インストールと登録
インストール可能画面![赤び~の備忘録-20100718_07_glassfish7](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/54/60/p/t02200176_0790063210645523382.png?caw=800)
これまでの設定内容で問題なければ「インストール」ボタンを選択してください。
GlassFish のインストールが開始されます。
製品の登録画面
![赤び~の備忘録-20100718_08_glassfish8](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/7e/8a/p/t02200176_0790063210645523384.png?caw=800)
インストール完了後に表示されるユーザ登録画面です。
赤び~は Sun アカウントを持っているため登録しましたが、「登録をスキップ」できる以上必須ではないようです。(未確認ですが。。。)
概要画面
![赤び~の備忘録-20100718_09_glassfish9](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/91/1e/p/t02200176_0790063210645523388.png?caw=800)
ユーザ登録も含め、インストール完了後に表示されます。
インストールステータス確認後、「終了」ボタンを選択してください。
4. GlassFish の動作確認
4.1. GlassFish の起動
GlassFish の起動は startserv コマンドで行います。$ ~/glassfishv3/glassfish/bin/startserv
コンソールにエラーが出力されなければ問題なく起動しています。
4.2. 管理画面の表示
プラウザを起動し、「http://localhost:4848」に接続してください。管理ユーザ「デフォルト admin」のパスワードを指定していなければ、GlassFish の管理画面が表示されます。
![赤び~の備忘録-20100718_11_glassfish11](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/42/93/p/t02200196_0800071410645525639.png?caw=800)
![赤び~の備忘録-20100718_12_glassfish12](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/c2/ab/p/t02200196_0800071410645525641.png?caw=800)
Preview 版と異なり最初から日本語化されていました。
「更新ツール」-「インストール済みコンポーネント」を確認すると、「l10n」コンポーネントが全てインストール済みでした。(右画面)
4.3. 管理ユーザパスワードの設定
インストール時に管理ユーザのパスワードを設定できなかったため、パスワード設定を行います。「Enterprise Server」-「管理者パスワード」から管理ユーザのパスワードを設定してください。
![赤び~の備忘録-20100718_13_glassfish13](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/e4/15/p/t02200123_0800044810645525642.png?caw=800)
パスワード設定後は「http://localhost:4848」接続時にユーザとパスワードの認証が面画表示されます。
4.4. GlassFish の停止
GlassFish の停止は stopserv コマンドで行います。$ ~/glassfishv3/glassfish/bin/stopserv
5. Eclipse の設定変更
GlassFish 再インストールにともない Eclipse の再設定も必要かと思い確認してみたところ、Preview 版で行ったサーバ設定のままで問題なく動作しました。![赤び~の備忘録-20100718_15_eclipse2](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/9e/d0/p/t02200150_0800054410645525654.png?caw=800)
7/25 追記
以下は Eclipse のサーバ設定における管理者パスワードの設定ミスが原因でした。
Preview 版との差異は、Eclipse からの GlassFish 起動時にも管理ユーザ認証が必要となったことです。
![赤び~の備忘録-20100718_14_eclipse1](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/fc/88/p/t02200078_0584020810645525655.png?caw=800)
ブラウザからの接続時とは異なり、管理ユーザのパスワードなし時でも入力が必要となります。
6. 補足: ホスト名が見つかりませんエラーへの対応
GlassFish インストール時における管理の設定画面で、以下のような「ホスト名が見つかりません」エラーダイアログが表示されて、これ以上インストールを進めることができない場合があります。![赤び~の備忘録-20100718_10_glassfish10](https://stat.ameba.jp/user_images/20100718/15/kurabeat/06/2b/p/t02200061_0427011910645523389.png?caw=800)
このダイアログは「管理ポート」と「HTTP ポート」で2回出力されます。
原因は GlassFish をインストールするサーバ自身に対する名前解決ができていないことが多いようです。
6.1. /etc/hosts の設定確認
/etc/hosts に下記設定が存在するか確認してください。127.0.0.1 localhost.[ドメイン名] localhost
127.0.0.1 [ホスト名].[ドメイン名] [ホスト名]
127.0.0.1 [ホスト名].[ドメイン名] [ホスト名]
6.2. /etc/sysconfig/network の設定確認
/etc/sysconfig/network に下記設定が存在するか確認してください。HOSTNAME=[ホスト名].[ドメイン名]
6.3. ネットワークの再起動
/etc/hosts と /etc/syscnfig/network のいずれかの設定を変更した場合、ネットワークを再起動して変更内容を有効にしてください。# service network restart
その後、インストールが継続可能となれば、名前解決できなかったことがインストールエラーの原因です。