先日、自然栽培の田んぼを見に行きました。
自然そのままに、もちろん肥料も農薬もなしに栽培しています。だから、成長が遅いんですって。
写真手前が自然栽培で育てている苗、後ろが有機栽培のもの。
同時期に植えたこの苗ですが、こんなにも成長に遅れや差が生じていることに驚きました。
「今は、こんなに差があるけどな、自然栽培のやつは目には見えない深い所で懸命に根っこを張ってるんだ。
見た目には、栄養をたっぷりもらってる有機栽培の方が成長も早いし元気に見えるだろ?
でもな、梅雨時期になると人工的に栄養を得た苗は、大地に根を張ってないから強風が吹いたら、すぐにへこたれる。
その一方で、大地に根を張った苗は、強風なんかにゃ負けないんだなぁ。
子どもも一緒だな。
親が手ばかりをかけたり、周りと比べて急かしてはダメなんだ、しっかり深いところに根を張らせないとな。」
自然栽培を30年も続けてきた農家おじちゃんは、日焼けした顔で語ってくれました。
何か、感動。
そうだよなぁ、私たち人間は早く早くって生き急いでるところがあるなぁって。
子どもの成長も一緒。
まだ幼稚園の子どもに
「うちの子、ひらがの読み書きが出来なくて…早くしないと遅れちゃう」って心配していたお母さん、大丈夫みたいですよ~!
みんな、急いでしまいがち。
大器晩成。
今じゃなくて、どんな大人になっているかに目を向けてみたら、見方は変わるかもしれないな。
今は、しっかり根を張る時。
焦らず焦らず、
そんな、根をはるお手伝いができたら、幸せです。
今は、種を植えたばかりのみんなが将来どんな、花を咲かしてくれるのか、ちー先生は楽しみです♪
何だか、長くなりましたが。読んで下さってありがとうございます!
皆様素敵な土曜日を。