新日本プロレス『新春黄金シリーズ』2022.2.11 ゼビオアリーナ仙台 | モッチーのプロレス馬鹿日和

モッチーのプロレス馬鹿日和

東北のプロレス熱を、全国へ発信!

新日本プロレス、旗揚げ50周年イヤーの幕開けを飾った

「WRESTLE KINGDOM 16」

イッテンヨン&イッテンゴ東京ドーム2連戦はプロレス業界最高峰の闘いと、

イッテンハチ横浜アリーナでは熾烈な団体対抗戦が繰り広げられました。早くもボルテージは最高潮!

闘いの炎は全国に広がっていきます…!


世の中がこういった状況ということもあり、シリーズサーキットが中断する事態もありましたが、無事に再開されました!


今年は50周年イヤーに因んで、
往年のシリーズ名が復活!

その名も“新春黄金シリーズ”!!


2022年最初の東北ビッグマッチ!

舞台は杜の都・宮城県、

ゼビオアリーナ仙台です!











第0試合 20分1本勝負

本間朋晃

vs

大岩陵平


この日は第0試合もあり!本間選手の逆水平やボディスラムに苦しむも、ドロップキックで反撃した大岩選手!

ですが、強烈なラリアットから逆エビ固めで本間選手の貫禄勝ち!

○本間朋晃

(7分2秒 逆エビ固め)

●大岩陵平












いつものように「ザ・スコアー」からオープニング、そして第1試合へ!

第1試合 20分1本勝負

高橋ヒロム

BUSHI

vs

金丸義信

DOUKI


ジュニアの実力者が揃ったタッグマッチ!互いの連携が冴えわたる!

L.I.Jがチャンスとなり、BUSHI選手がコードブレイカー!と思いきやそこを巧みに丸め込んだ!
一瞬の隙も逃さなかった金丸選手!

○金丸義信

(9分5秒 ジャックナイフ式エビ固め)

●BUSHI












続いては石井選手、後藤選手、天山選手というこれまではあまり見られなかったトリオ!対するはBCのH.O.T!

第2試合 30分1本勝負

石井智宏

後藤洋央紀

天山広吉

vs

EVIL

高橋裕二郎

ディック東郷


天山選手がH.O.Tのラフ攻撃に苦しみますが、意地の反撃!後藤選手、石井選手とそれぞれスイッチして躍動していきます!H.O.Tも反則を駆使しながら攻めていきます!

スポイラーチョークを、モンゴリアンで阻止!ナイスすぎる!!

そしてCHAOSの畳み掛け!!牛殺しからのスライディングラリアットで一気に勝利を掴み取りました!

○石井智宏

(8分35秒 スライディングラリアット→片エビ固め)

●ディック東郷


ますます激化するCHAOSvsH.O.Tの軍団抗争!












鈴木選手と矢野選手によるKOPW2022に向けた闘い!
矢野選手が例のドッグケージを持ってきた!!

第3試合 30分1本勝負

矢野通

真壁刀義

田口隆祐

vs

鈴木みのる

タイチ

TAKAみちのく


CHAOSと本隊の連合チームに対し、
結成当初のオリジナル鈴木軍!

真壁選手も登場して大盛りあがり!!

田口選手も登場して大スカし!!!

しかし立て直してアンクル!巧みにかわして延髄!!

そしてオーマイ&ガーアンクル!!!

○田口隆祐

(9分8秒 オーマイ&ガーアンクル)

●TAKAみちのく


田口選手の勝利…と思いきやまさかのドッグケージに閉じ込められた!!!!!

ここ開けてくれよ…可哀想すぎる田口選手!!

矢野選手も手錠をかけられ…ってそのまま帰るんかい!!(正座)












第4試合 30分1本勝負

小島聡

vs

グレート−O−カーン


ジェフ・コブ選手欠場により、まさかのタイミングで実現を果たしたシングルマッチ!いきなり剛腕が唸る!!

そしてプランチャ・スイシーダ敢行!
いつも以上に厳しく攻める小島選手!

そこへ強烈なエルボーが突き刺さり、小島選手ダウン!試合が止められるかと思った…。記憶は飛んじゃってるかもしれないけど…なんとか反撃!

大空スバル式羊殺し!試合のペースが激しく行き来しますが…、

ラリアットの相打ちは、小島選手が打ち勝った!!

しかし最後のトドメを狙ったところに、
カウンターのエリミネーター!!


○グレート−O−カーン

(11分1秒 エリミネーター→片エビ固め)

●小島聡

衝撃の結末!!インパクトを残した試合でした!!











続いては前IWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟選手

2.19札幌・USヘビー次期挑戦者・SANADA選手
2.20札幌・IWGP世界ヘビー次期挑戦者・内藤哲也選手
対するは…、

IWGPヘビー級王座10回連続防衛記録保持者、
永田裕志選手!

IWGPヘビー級王座11回連続防衛、
並びに最多戴冠記録保持者、
現IWGP USヘビー級王者、棚橋弘至選手!

IWGPヘビー級王座12回最多連続防衛、
並びに通算最多防衛記録保持者、
現IWGP世界ヘビー級王者、オカダ・カズチカ選手!

新日本プロレス、そしてIWGPの歴史を繋ぐ
歴代エース・豪華トリオが実現!

第5試合 30分1本勝負

オカダ・カズチカ

棚橋弘至

永田裕志

vs

内藤哲也

SANADA

鷹木信悟


まずはUSヘビーを控える二人から!今までのUS戦線では全くみられなかったじっくりコテコテのレスリング!

そしてオカダ選手と棚橋選手の連携!

リバースインディアンデスロック!!

鷹木選手もハツラツファイトで存在感を示す!
永田選手も引かず!

そして最終戦でIWGP世界ヘビー級を争う両者!シリーズを通して内藤選手は膝を狙っていきます!!

SANADA選手は棚橋選手を丸めちゃったパラダイスロック!!

さらにはひっくり返し合ってのドラゴンスリーパーの取り合い!!

サンダーデスドライバーから、ナガタロックⅡ、テキサスクローバーホールド、マネークリップの豪華三重奏!これぞプロレスの醍醐味!

互いに入り交じる技の攻防から、最後はSkall End!タップはしなかったものの…完全に落ちてしまいレフェリーストップ!

○SANADA

(18分6秒 レフェリーストップ)

●永田裕志


試合後にもオカダ選手の膝を痛めつけにいった内藤選手!これには怒るオカダ選手!

内藤選手は焦んなよ!とマイクで挑発するも?精神的な駆け引きも重要になるこのシリーズ!最終戦まであと9日に迫ります!











開幕戦でマスク剥ぎを敢行し、令和の虎ハンターと化した石森太二選手でしたが、発熱が確認され欠場!

その代わり、2.6後楽園でタイガーマスク選手へメリケンサックをぶち込んだ外道選手が対戦相手に名乗り!


真紅の炎の様に包まれた、
怒りに満ち溢れる“燃える闘虎”タイガーマスク選手!

第6試合 30分1本勝負

スペシャルシングルマッチ

タイガーマスク

vs

外道

石森選手の欠場は残念ですが、
この二人のシングルが仙台で実現するとは…!
ジュニアヘビー級のベテラン対決!!

あくまでもこれは熾烈な抗争!
外道選手は長年のキャリアで培ったインサイドワーク!

凶器攻撃、ラフ攻撃…長く苦しむ展開になりましたが、タイガーマスク選手の反撃!

序盤でやられたベルト攻撃をやり返した!

メリケンサックはレフェリーが止め、そこをボディソバット、そしてタイガードライバー!

急所蹴りから外道クラッチと、最後まで油断はできませんが…!

最後はリバースダブルアームバーで絞り上げた!!

○タイガーマスク

(15分20秒 リバースダブルアームバー)

●外道


大阪ではエル・ファンタズモ戦、そして札幌ではジュニアタッグ戦も控えます!駆け抜ける虎!












昨年の夏、衝撃のROPPONGI 3K決裂により、幾度となく激突し因縁を深めてきたYOH選手とSHO選手!
その闘いが仙台でも繰り広げられることとなりました!


第7試合 30分1本勝負

スペシャルシングルマッチ

YOH

vs

SHO


「SHO君、戦争しようぜ。」
闇に染まったSHO選手は容赦なし!

場外では鉄柵にぶつけ、様々なツールを駆使して…ですがYOHもやっと反撃!

ノータッチトペ・コンヒーロも繰り出していく!

そして腕を破壊しにかかる!!

SHO選手が悪の限りを尽くせば、
YOH選手は感情を剥き出しに闘う!

膝を打ち込めば、打ち返す!

ラリアットを叩き込めば、叩き返す!
互いに同じ技で勝負!YOH選手にチャンスが巡ってきた!

しかしDIRECT DRIVEは決まらず、レフェリーを巻き込み急所打ち!

しかもH.O.Tの連中が乱入してしまった〜!

CHAOSの二人が後を追い、蹴散らす!!

追い風虚しく…隠し持っていたトーチャーツールで一撃!

さらにはEVIL選手のベルト殴打もあり、残酷なショックアロー…!!

○SHO

(22分26秒 ショックアロー→片エビ固め)

●YOH


総力戦虚しく…これはもうルールを変えるしかないか?
戦争は、まだまだ続きそうです!












満を持して、IWGPジュニアヘビー級王座初挑戦、

マスター・ワト選手!


第91代IWGPジュニアヘビー級チャンピオン、

エル・デスペラード選手!


第8試合 60分1本勝負

IWGPジュニアヘビー級選手権試合

〈チャレンジャー〉

マスター・ワト

vs

〈第91代チャンピオン〉

エル・デスペラード

※2度目の防衛戦


IWGPジュニアヘビー級選手権試合が、
「新春黄金シリーズ」仙台大会のメインイベントです!

凱旋帰国後、遂に巡ってきたチャンス!ものにできるか!

序盤こそ慎重に!じっくりとウィークポイントを絞っていきます!

場外戦でも互いに引かず!激しく火花を散らす!

デスペラード選手は脚に狙いを定める!

ワト選手、反撃の空中弾!

さらに得意の蹴りを放っていく!

そして場外へプランチャ!!!

高角度のミサイルキックも…ガンガン攻めていきます!

しかしペースを掴んで離さない!マフラーホールドで脚を絞り上げていく!

しかしワト選手も、イッテンゴでギブアップを奪ったベンダバールで捕獲する!

一進一退の攻防!再びデスペラード選手がマフラーホールドからヌメロ・ドスに展開する!

脚を壊しにかかるデスペラード選手の非情な攻撃!

ここからワト選手の真骨頂!後方に飛び乗って前方回転してのエビ固め!

そして再びベンダバールに移行する!!これはかなり!長い時間!捕獲することができたが…エスケープ!

するとレシエンテメンテ!一方のデスペラード選手も譲らない展開に…!

互いの意地と思いがぶつかる!

ジュニアの歴史を動かしたいデスペラード選手、
ジュニアの新たな時代を創りたいワト選手!

強烈な打撃に、怯まないワト選手!!

するとカウンターのトラースキックが突き刺さる!!

師匠天山選手の見守る中、TTD!グッとくるなぁ…!

しかし二度目のトライ、RPPは空を切る!

ギターラ・デ・アンヘル!!意地のキックアウトに会場は熱い!!

ピンチェ・ロコは決めさせず、BOSJでも繰り出した丸め込み…!しかし惜しくも決まらず!

側頭部へ強烈なキック!!

チャンピオンのプライド!ロコ・モノ!

そして再びヌメロ・ドスの体勢へ!!!

完璧に決まり、逃げる隙も与えなかった!ワト選手、無念のギブアップ!

○エル・デスペラード

(28分50秒 ヌメロ・ドス)

●マスター・ワト

※デスペラードが2度目の防衛に成功


両陣営のセコンドもすぐさま駆け寄ります…!

イッテンヨンに続き、IWGPジュニアヘビー級王座防衛に成功です!

マスター・ワト選手24歳、ジュニア王座初挑戦…
本当に…よく頑張りました!惜しみない拍手が会場を包み込みます!!

「ワト、前哨戦でなんだかんだ嫌なこと言ってごめんな?あれ全部本心なんだわ。フィジカルに関しては今新日本に上がってるジュニア勢の中ではぶっちぎりだと思ってんだよ。ただ脳みそと練習量と考え方がちぃーっと足りないかな?でも、あれそんな時間かかんねぇぞ。」

「カッコいいこと言って終わりゃあいいんだろうけど、そういうの苦手なんで…。現IWGPジュニアヘビーウエイトのチャンピオンは俺様です。」

水色のテープが舞う!デスペラード選手にしっかりと締めていただきました!

闘いたい人間を倒した暁には…?この二人の対戦もある…かも!

最後は堂々チャンピオンベルトを掲げて!
本当に大きな存在になりました。

久々の東北ビッグマッチ、久々のIWGPタイトルマッチ!若い選手の成長と貫禄がついた王者!これがベルトの魔力でしょうか。

誰もが予想しなかったジュニア3大シングルマッチ!
プロレスのスタイル、革新と真骨頂、奥深さ。
色んなものが込められた大会となりました!

決別に再会、成長に伝承!
終わることのない闘いのストーリー。
プロレスは素晴らしい!魅力に溢れています。
50周年の今年も、そしてこの先も永遠に続いていくのでしょう。

大会は全国で沢山ありますが、それぞれの魅力があります。まだまだ様々なシチュエーション、様々な会場でプロレスを観たいと思いました!

プロレスは伝承文化。起承転結。
点と点から線になる瞬間、新たな感動が生まれます。
だから、それぞれがどんな視点、どんな価値観からでもいいので、見届けていきたいですね…!

というわけで!新日本プロレス、50周年イヤー!
「新春黄金シリーズ」
ゼビオアリーナ仙台の模様をお届けしました!
それでは、また〜!