念願の戸隠バードライン廃道区間に行ってきました!






まず、戸隠バードラインとは。

1964年に長野市街地から飯綱・戸隠方面への観光アクセス向上のため長野県企業局によって建設された一般自動車道。

1985年7月の地附山地滑り災害によって、当時の始点の長野市上松から地附山周辺の一部区間が流失し、流失を免れた区間も復旧は断念されその後廃道となりました。


地附山の大規模な地滑りの現場跡は、地滑り対策・植樹等整備されて、2004年に防災メモリアル公園として開園しました。
園内には、集水井等の地滑り対策の抑制工がそれぞれパネル付きで紹介されていたり、地滑り観測センター内の資料館で、地滑り災害と対策について知ることができます。





家族連れにもオススメで、展望台やアスレチック、そしてローラー滑り台が多数!(たぶんちびっ子はテンション爆上がりだと思いますw)
廃道はちょっと…という方にも充分楽しめる公園だと思います。


さて、本題の廃道ですが、大きく2区間に分かれています。

一つは、地附山公園入り口付近〜展望台付近。
もう一つは、トレッキングコース途中〜大峰山付近。


トレッキングコースのマップより。
赤い線で①、②と印をつけたのが廃道区間になります。




こちらのほうが見やすいでしょうか。

地附山の観測センターでもらえる冊子「あの災害を忘れないために  地附山 地すべり」内にある地図です。
赤く囲われた部分が地滑りを起こしたところ。
地滑りを免れた部分はそのままの状態で道が残っています。

最初の①の区間は、特に柵もなく、自由に出入りできます。
実際には公園の作業用の車が、展望台付近の整備をするために道を使っていたりするので、完全な廃道、というわけではないですが、当時のガードレールやカーブミラー等はそのまま残っています。
一応ここは公園の区域外ということで、こんな看板は廃道の手前にあります。


前回はこれを見てビビって引き返してしまいました🐔

が!今回は行く!!!



 

やはり作業車が多少は通っていることもあって綺麗すぎるくらい…ちょっと残念な廃道の部類に入るかな…?


しかし!


次々と良い感じの標識が出てくるわ出てくるわ…







そして角柱ガードレールの宝庫!





 

カーブミラーはミラーが取れてミラーレスになっていたw 



出た!高中!

ペイントはなかったけれど、標識は確認!


ぐにゃぐにゃになったガードレールと今は灯ることのない街灯が悲しげ。


この先は流失区間。
右の分岐に進み一旦公園へ戻ります。





その2へ続く…