産業遺産や土木遺産のようなものも興味があります。
仕事が早く終わったので、車を走らせて、
「牛伏寺川フランス式階段工」に行ってきました。
牛伏川は鉢伏山を水源とする流路延長約9kmの一級河川です。
牛伏川の上流は、地形は急峻、地質的には弱く、伐採や山火事によって山が荒れて、土砂が崩落することも度重なり、下流では水害が多かったようです。
そこで、
ヨーロッパで土木技術を学んだ内務省の土木技師の池田圓男(いけだまるお)という方が指導し、
一番勾配が急な部分を、フランスのプロヴァンス地方のアルプス渓流砂防の手法を参考にしたそうです。
それが、「牛伏寺川フランス式階段工」です。
6年ほど前にバーベキューをしに来ましたが、訪れるのは久々で、
あれ、こんなに上ったっけ?
とぼやきながら車を走らせます。
途中、砂防ダム横の道に案内板があります。
市の道路台帳を見てもこの番号がない…
また改めて調べよう。
静かに川の流れを見つめるのも良いなぁ…と。
だがしかし寒い!!!(すでに−4℃…)
完全に木のガードレール。
だがしかし寒い!!!(すでに−4℃…)
しかも寒さでカメラのバッテリーが急激に減り始めた!!!
まだ標石も、往路で気になっていた廃ガードレールも、撮っていない!
慌てて引き返しに入ります…
ばっちり防寒の仕事着のまま来ていたけど、それでも寒い!!
内務省の管轄だったならそれ関係の標石とか遺構があるかなぁと思ったけれど、見当たらず…
普通に長野県の標石でした。。
廃道、という感じではないけれど、
最近「廃不足」気味なので、ついつい車を降りて撮ってしまう…
現道にあるもので、新しいものだと思うけれど、ちょっと珍しかったので。
夏は、アブさえ気にしなければ、水遊びやバーベキューで楽しめる場所です。
散策コースも設けられていて、希望すれば、地元の有志の方が解説しながら案内してくれるそうです(要予約)。
松本のはずれのほうですが、こんなスポットもあるよーという紹介でした☺️